札幌 中古一戸建て 引越し 過去日記

過去日記(2003/7〜12)


2003/12/31(水):

おおつごもりである。朝からクライスラーのSPが届き無茶嬉しい。SPはずっしり重くて迫力がある。ま、プレイヤーは無いわけだが(爆)。サイン入りというのがまた嬉しい。たぶんアメリカ帰化後のものだがそつのない字体である。今年はこれで年おさめ。あしたは2004年だ。先に言っときます。謹賀新年!

2003/12/30(火):

レーヴェングート四重奏団はメンバーチェンジしてるんだな。初代はDG、2代はVOX等に録音していると。知らなかった。まあそれはいいとして、晦日である。今年の年末はちょっとばたばたしていて慌ただしいけど、まあそれもあと二日だ。みなさんは大晦日は何を見ます?私は猪木ボンバイエとサップ曙戦を交互に見ます。てなわけで妙に晴れの続く珍しい年末の日々。

2003/12/29(月):

さいきんこのパターンが多いな。歳末セール狙いで今年最後の中古屋めぐり。オーマンディ/フィラデルフィアの「イリヤ・ムーロメッツ」旧録があったので、この曲けっこう好きだし買ってみた。2000円、高いか安いか(個人的には安い部類)。盤面はあまり綺麗ではないが聞ける音。ところで不思議なのはレコード盤のラベルに青い万年筆の筆跡でユージン・オーマンディの名が書かれていること。直筆サインか?こういう盤はときどきあるのでほんとかどうかはわからないが、まあこの値段だし、ニセモノであたりまえ、ホンモノならめっけもん(書体をみるかぎりホンモノぽい)。以前書いたヴェンゲーロフらのサイン3つ付きCD(800円)といいヴァレンティというハープシコード奏者のサイン入りLPが500円で投げ売りされていたりと、このパターンは
ちょっとしたお宝発見気分でいいっす。そうそう、グリエールの叙事詩的な交響曲第3番「イリヤ・ムーロメッツ」は面白い曲なので、ステレオなら最近国内盤CDで出たオーマンディ/フィラデルフィアの新録、モノラルLPならシェルヒェン/ウィーン国立歌劇場管のものがおすすめですのでぜひどうぞ。後者は完全版による演奏です。

2003/12/28(日):

年末音盤商戦やっと出揃ったか、というかんじ。ケーゲルのショスタコーヴィチ選集が発売(安い!)。ウラニアのあやしげ4枚も出たし(イッセルシュテットのプフィツナーまだ聞いてないよー)、コンセルトヘボウ管ボックス第二集も話題をまいている。再評価著しいオーマンディの伝説のロシア・ライヴも出た。たぶんぜんぶ日本人狙いです。古ぼけた録音ありがたがるのも日本人だけなのかなー。私なんかその典型。

2003/12/27(土):

飲み屋で知り合ったオーストラリアの方々と飲む。彼女らはあけっぴろげでいいなあ。うちの隣家がオーストラリア人ということもあってちょっと親しみ深いものがある。錆付いた英語力を発揮しようとするも単語が出てこないで苦労する。オーストラリアから来たばっかりの人の言葉は聴き取りづらくて閉口した。だがまあ酔っ払いだから最後はすっかり仲良しで終わる。そうそう、大晦日に大掃除をする、という日本の風習を「めんどくさいー」とか言ってましたね。同感。オーストラリア人は何はともあれパーティだ、と言ってたけど、言われてみれば日本の年末年始はけっこう静かですね。文化の違いはいろいろあるけど、でも酔っ払ったらみんないっしょだな、と思った次第。だいたい何であんなに盛り上がったのかさっぱり憶えてない・・・。

2003/12/26(金):

ことしは一足早く御用納め。大掃除をしなきゃ。にしてもうーん、レコードプレーヤー買おうかなあ。針圧かけられるやつに。あまりに音飛びすぎ。

2003/12/25(木):

コワイくらいほしいものが目の前にあらわれる。物欲留まる所を知らない。年末年始は閉じこもってオカネを使わないようにせねば。クリスマスはあたたかい陽気のうちに幕をおろすのでした。ときれいにまとめておく。

2003/12/24(水):

降誕祭なのに、何故最後の晩餐を模した儀式も行うんだろ。毎年疑問に思う。今年のクリスマスのミサはけっこう盛況だったがシロートが多いって感じ(シロートとかってあんのか?)。まあ私もそんなに信仰心のあるほうじゃないので、人のことは言えないが。教会より寺行ってるほうが多いもんなあ。クリスマスイヴ記念で毎年一曲聴くのだが今年はオネゲルのクリスマスカンタータ。マルティノンしか知らなかったのでツィピーヌの由緒ある演奏を聞くが、盤面悪くさっぱり感動しなかった。やっぱヴォーン・ウィリアムズの「ミサ曲」とか静謐なのがあうよなあ。

2003/12/23(火):

物欲の嵐。コンセルトヘボウの放送録音集第二弾が発売された。再発が多く特にクレンペラーのものはほとんどダブっているが、ベイヌムのマーラーなどどうしても聴きたい。入手。なんとおミネソタ響100周年ボックスにストラヴィンスキーの自作自演が!しぶしぶ入手。待望のウラニア新譜を2枚買うが片方(シェルヒェン)すべて再発であることに帰ってから気が付いた。泣。即売却棚へ。ちょっと信じられんペースで音源が増えている。冬眠前の熊のようだ。冬休み間近。あしたはクリスマスイヴ。

2003/12/22(月):

やれやれ、また注文しちゃった。でもまだ手に入らないものがいくつかある。とくに欲しいのがクレンペラーのイタリア録音集、例のオレンジ縁のCETRA盤LPだ。何よりショスタコーヴィチの9番が入っている。ベト1が入っている。プルチネルラが入っている。他にも入っている。クレンペラーマニアがみんな普通に持っているのでちょっと悔しい。その存在にもっと何年も前に気が付いていればどこかで手に入れられたかもしれないのにっ!あともうひとつ。近衛秀麿のマーラー4番、言わずと知れた全曲世界初録音盤である。コロムビアでCDが出ていたのを知っていたが、当時はそこまでマラヲタではなかったので看過してしまった。今4楽章だけの音源を手に、ますます全楽章ほしくなってきている。でもたぶんかなりプレミアものになっているとみたので、昨今の近衛改変版ブームでもいちど復刻されないかな、と狙っているきょうこのごろ。冬らしい青空と冬らしい極寒の日々が続いてます。

2003/12/21(日):

胃薬は効くなあ。二日酔いにならないですんだ。それにしても今年ももう終わりですね。ツィピーヌの振ったオネゲル「クリスマス・カンタータ」を聞こう。第九はもちろんシェルヒェンだ。あ、テスタメントのクレンペラー盤も出たばっかりですね。そんなこんなで音楽に明け音楽に終わる一年でした。来年はもちょっと楽器弾こう。2003/12/21(日):胃薬は効くなあ。二日酔いにならないですんだ。それにしても今年ももう終わりですね。ツィピーヌの振ったオネゲル「クリスマス・カンタータ」を聞こう。第九はもちろんシェルヒェンだ。あ、テスタメントのクレンペラー盤も出たばっかりですね。そんなこんなで音楽に明け音楽に終わる一年でした。来年はもちょっと楽器弾こう。

2003/12/20(土):

日本人向けの海外CDがたくさん作られている。ヘタなカタカナで「ヒストリカル」とか書いてあるCDボックスを知る人も多いだろう。50年の著作権切れを契機にこの手のヒストリカル録音が数年前から異様に出ていて廉価盤ヲタを狂喜させている(筋金入りクラヲタはリマスタリングに不平を言って買わない)。発掘レーベルとしては最近はスヴェトラーノフの復刻で知られるスクリベンダムが有名だろう。今も活発に活動し毎月のように復刻新譜を出してくる。だがこのレーベルは「売り切り」をモットーとしている。増産せず売り切ったらすぐに廃盤という例のパターンだ。ウィン・モリスのマーラー10番が復刻された。それ自体はLPで耳にタコができるほど聞いたのでしばらくは買わないでいたのだが、ひょんなことからフリプセのマーラー6番を聴いて気に入ったため、モリス10番とカップリングのフリプセ8番目当てに買う決心をした。だ、が・・・秋くらいにはあれほど溢れかえっていたこの3枚組が、どこにもないのである。渋谷タワーに無いのは絶望的。タワーのHPでも出なかった(確か)。他、古いものが比較的長く置かれている銀座山野、秋葉原石丸にも無し。お茶の水ユニオンになどあるわけがない。無いとなるとますますほしくなってくる。ふらふらと銀座を歩いていると目の前にHMVが!・・・この場末の銀座HMV、もうなんの魅力も無い在庫の少ない縮小店舗に、なんと見付かったのである。ああ、やっと買えた。そのとき思った。ようは初回売り分が全てなのだ。最初にばーっと派手に宣伝打っといて、あるだけ売っておしまい。リマスタリングなど丁寧なシゴトで評価されているレーベルだけに、そういったものの再発も考慮してもらいたいものだ。わずか2、3ヶ月で消えるなよなー。あ、ドランクドラゴンおもろいな。・・・飲んだ帰り、気が付くとYMOのLP二枚ぶらさげていた。うーん。クラフトワークのライヴ行きたいなあ。そんなこんなでよっぱらい。寝ます。

2003/12/19(金):

もうどうでもいいや。意味も無く自暴自棄。書いても書いても所蔵盤数の増加に追い付かない。贅沢な悩みだな。盤の名前だけ拾ってとりあえず総括しようかとも思ったが、それとてけっこうな手間になる。ここは基本的にレコードマニア向けに書いているページだが、高踏的にならないよう極力平易な文章を心がけている。そのため抽象的な表現が多く印象批評(批評を書いているつもりはないが)ばかりで説得力がない。けっこう苦慮している。まあ、10年以上も楽典を開いていず、楽器もあまり弾かなくなった私は、音楽の技術的知識がそうとう失われていて、高度な(あくまで趣味の範囲としては高度な)文章は書くに書けないということもあるのだが(泣)ま、結局このテの盤評ページは単なるデータベースとして使用されるのがオチ、文章は付け足りでいいのだ。とま、なんだかいろいろ考える今日このごろである。ちょっとめんどくさくなってる。

2003/12/18(木):

あっ、レコードプレイヤーが丸一昼夜動きっぱなしだったっ!
昔はよくあることだったけども、LPの溝の浅さかラベルの厚さのカンケイで、針が最後までいってもアームが上がらないことがある。やや希少盤なLPだったので肝を冷やしたがまあ音が入ってない部分にすこし溝堀っただけだったのでひとまず安堵(それもヤだけど)。そういえばこのプレイヤーも、
もう7、8年使っているなあ。最近針変えてないし。そうそう、アナログ変換器を外付けにしたんですけど、内蔵の変換器を使っていたときには入らなかった動作音のようなノイズが入るんですよね。こういうノイズを避けるため外付けにしたはずなのに(トホホ・・・)。機器の配置のせいかもしれないので今度の休みにいぢってみよう。てなことをかんがえる今日このごろ。白いブラウスの少女が離れないよう。くそ、CD焼くついでにプロコの6番聞かしたるっ!・・・翌朝、焼いたCDはひどい音飛びになっていた。

2003/12/17(水):

「のだめカンタービレ」読んでみようかなあ。

2003/12/16(火):

アイワのミニコンポ、操作性悪いわー。なんでソニーとかシャープとかビクターとかは使い勝手がよく考えられているのに、アイワとか中堅以下のメーカーの製品って一様に使いづらいんだろう。見た目のコンパクトさとかデザインとか凝るわりに、説明書に無い奇妙な動きをしたりしてまったく困る。昨晩いつも楽しみにしている深夜ラジオの録音予約をしておいたのだが、朝聴いてみると録れてない。タイマーがいつのまにか解除になっていたのだ。ちょっとタイマーをいじっただけで、全部解除になってしまう場合があることは覚えていたのだが、最近そんな妙なことはなかったので気を抜いていた。あー、聴取率週間のスペシャルだったのにー。いいかげんコンポ買い直したい今日このごろ。なんだかんだいってちょっと高いクラスのもののほうが使いやすいし長持ちするんだよねー。

2003/12/15(月):

いやー、寒いですね。なんだかなんにもする気が起きない。やれやれ。フセインひとりが見つかったからといって不穏な状況に変わりはないでしょう。どうか日本でテロを起こさないでくれ。自衛隊は兵器持って何しに行くのだろう?復興支援が目的だと言うなら「海外協力隊」とでも名前を変えたら如
何。あ、青年海外協力隊とカブるか。

2003/12/14(日):

うーん、久し振りに不眠症。きのうなんだか室内に恐ろしげな気配がしたので無理して3時まで起きてたせいだ。というか1時に電気を消して、そのあと5回も揺り起こされたらそりゃ寝たくなくなるわ(他に誰もいませんでしたよ、「人間」は)。おかげで松本紳介からインディ上手までしっかり見てしまった。松ちゃんのボケ言葉でそうとう救われたっす。3時きっかりで睡眠薬がばがば飲んで寝たら一発ノンレム睡眠で逃げ切った。いやはや。今週はちょっとホラーづいているので思い込みの面もあるかもしれないけど、ひっさしぶりの恐怖体験?、ついでにひっさしぶりの睡眠薬、ぼーっとした日曜日の昼下がりになってしまいました。ああ、快晴の土日を無駄に室内で過ごしてしまった。遊びに行けばよかったなー。でもワケアリで遊びに行けない私なのでもあったのだが。ま、寒いしね。

2003/12/13(土):

死のガス室へむかう人々を陽気な行進曲で送り出す楽団。音楽は時に残酷で、どうしようもない。深夜NHKでアウシュビッツ収容所のオーケストラの番組が流れていた。多くを語るのが嫌になるほど恐ろしく奇怪な物語である。この音楽は収容された人々を癒すために流されたものではない。収容された人々をどこまでも侮辱し、死の尊厳すら奪う目的で流されたものだ。この番組はしかしその死の淵の人々を描いたものではない。楽団側の人間、同じ民族で、ただ楽器が弾けただけの人々の長い苦悩の人生を描いたものだ。彼女等も死と隣り合わせであった。少しでも技能の高い人間が収容されてきたら、即座にガス室へ送られる側の仲間入りなのである。ナチスにとって彼女等もまた「人間」ではなかったのだ。「劣等な音楽装置」は即座にスクラップなのだ。目を覆うような惨状を前に、死を前に、彼女らは必死で音楽を奏でた。数々の人生のどうしようもない終焉、数々の家族のどうしようもない終焉を目の辺りにしてきた。その傷は、60年の月日が流れようとも〜「たった」60年なのだ、まだ!〜癒えようが無い。死の帳が降りるまで、90間近い彼女らの苦悩は続くのだ。・・・現代人が如何にナチスの風体に憧れようと、如何にヒトラーの理念を賞揚しようと、その行った行為、そして結果は到底正当化できるものではない。

人の死は、
誰にも正当化されようのないものなのだ。・・・

2003/12/12(金):

キル・ビルVOL1がいつのまにか殆ど終わってしまっていた。しょうがないのでラストサムライを見る。渋谷の中規模劇場は昼間っから満員。30分前に行ったら既にいい席は埋まってしまっていた。でもまあ、映像を楽しむ映画ではないからいいか、とてきとうな席に座る。で、思った。長い・・・。あと、やっぱり「ツラい・・・」。日本人がよく知っている幕末から維新後の世の中を外国人が作ると、それでもよく考証している作品ではあるものの、やっぱりどこか違和感がある。ただちょっと面白かったのは、維新後のごたごたした世をハリウッドの視点から客観的に見ると、こういう歪んだファンタジー世界に見えるのか、というところ。猥雑な横浜の情景に惹かれた。電線電柱がたくさんあるのは疑問をおぼえたけれど、横浜絵とか、ビゴーのカリカチュアとか、あるいはクルーズが見ていた残酷浮世絵(官軍との合戦がじつに露骨な殺戮現場として血しぶきだらけに描かれていたところは見直した、喝采だ)、茶色い土埃の街中を歩く鮮やかな白面皮の芸者衆、人力車夫の黒傘被った黒い姿は清親絵のシルエットを、そういったものの積み上げがきちんとなされているため、「違うな」と思いつつも「そうだったのかも」と思わせてしまう説得力がある。渡辺健は言われるほどよくはなかった。ユーモア溢れる英語ペラペラの武将?うーん。。最後までコワイままの真田のほうがやっぱりかっこいい。長いので疲れるが、話しはわかりやすいので(というか思い切りストレート)興味があればどうぞ。私的には可もなく不可もなく、といったところ。オスカーは無理でしょ。「なーんだ、やっぱり重要人物には弾当たんないじゃん」「クルーズやっぱり生き残るじゃん」・・・。最後のウラブレ映画館シネパトスでキル・ビルがやっているので、来週行ってこよう。既にVOL.2の予告編流れてるし。

2003/12/11(木):

「ラスタ侍?ジャズ大名みたいなものか」最初聞いたときそう思った。よくよく聞けばラストサムライだった。こういう映画は難しい。明治の世に兜かぶった鎧武者がぞろぞろ出てくる風情にちょっとげんなりしたものの、和製俳優たちが時代劇の雰囲気を持ち込んで違和感を薄めているし、クルーズのタテもなかなか堂に入っている。もっとも予告編を見ての感想なので細かいツッコミはご容赦。サムライといっても所詮殺人集団、キル・ビルみたいにスプラッタなのが案外ほんとのサムライ稼業なのではないかなあ、とも思う。もっともキル・ビルも見てないので細かいツッコミはご容赦。このふたつを年内には見に行きたい今日このごろ。

2003/12/10(水):

鼻からエクトプラズムが出て困る。あんまり出るものだから死んでしまうといけないと思い、クラインの青いミントキャンディをなめる。すーっとした。シュガーレスだから安心だ。にしても、つーんと寒い。ああ、冬だなあ。冬はホットな映画でも見たいな、とWEBを見ていると懐かしい名前があった。「センチネル」。ホラー映画である。劇場では見ていないが、昔、12チャンで平日の昼下がりにやっていたB級映画劇場(と勝手に呼んでいた)で見て、発想の面白さと映像のインパクトに病み付きになったことがあったのだ。この作品、カルトな人気を呼んでいるものの、DVD化はされない模様という。どうやら最後のシーンにわんさか出てくる死者(WEBでは「悪魔」となっていたが)にフリークス俳優が沢山出ていて、モラル的な配慮からDVDにできないらしい。「フリークス」がDVDになっているのになぜ?SWのR2−D2が堂々と出ているのになぜ?バンデッドQは?エレファント・マンのホラー的な見せかたのほうがインモラルなのでは?いろいろ疑問はわくけれども、まあとにかくスプラッタもの(私は昔見てぜんぜんそうは感じなかったが、ヤバいシーンがカットされてたのかも)にそういう方々を使うのはまずかったらしい。ところでこの映画、有名ホラー映画の露骨な剽窃があるものの(エクソシストとか)、地獄の入口がアパートの一室の扉につながっているという発想にまずやられた。そして地獄の”門番”すなわちセンチネルに運命づけられた盲目の人が、アパートのその部屋に代々住んで死者を退けているというちょっとロマンな設定、B級映画にしてはよく出来た設定だなと思っていたらこれは元ネタが小説らしい。小説ベースの映画は話しを「こなす」のに懸命で慌ただしいだけの失敗作になりがちだが、ホラーではなぜかよく出来た映像化作品が多い。「リング」なんてそもそも原作よりいい。「世にも不思議な物語」系のテレビ映画(タモリは出てきません)で、我が敬愛するビアスの小品を映像化したものがあったが、原作の切れ味鋭いシニカルな書法とは一味違う甘くも切ない感傷を呼び覚ます演出がしてあって感動したこともあった(ビアスのホラー短編はとにかく発想が素晴らしいので未読のかたお勧めです。芥川「薮の中」の元ネタもあり)。この「センチネル」もちょっと盛りだくさんではあるが映像のインパクトはすさまじく、全体としては地味目ではあるけれども、原作と同じかそれ以上の出来になっていたのではないかと思う(原作読んでないけども)。私はあんまりホラー映画は見ないのだが、昔は特撮が好きでそのテを異常に見ていた時期があった。「クリープショウ」とかあったなあ。「オメガマン」はポリスの名曲と混同してたけど主人公が最後に希望を遺して死ぬのがちょっと余韻があってよかったなあ。「アンドロメダ・・・」もロマンティックな絶望感を味わえたなあ。70〜80年代B級映画の世界、ハマると大変だけど、リアルタイムで知っているものには懐かしい世界ではあります。「悪魔の棲む家」実話というフレコミはイタリアンのセミドキュメント残酷映画への布石を作ったよなー。「ハウス」・・・なんで最近話題に上らないんだろう。これ家そのものが人を食うという発想がすごかったな。「エルム街の悪夢」ファーストは風呂場のシーンばかり取り上げられてたけど、都市伝説なんかを取り込んだ夢と現実の曖昧さを突いたところが先駆的で秀逸だったなー。これ不眠症患者や金縛り常習者には凄くよくわかる感覚で、いかにこの映画を作った人が寝てないかがわかる。子供歌の流れる中での最後のシーンが強烈、拍手喝采。・・・このページって映画のページじゃなかったな。すんません。久し振りにこういうことを書くとつつい止まらなくなる。最後にゴジラの元ネタ「原子怪獣あらわる」を挙げて仕舞いにしておきます。ゴジラといえばイフクベ翁・・・ほんとにきりがないっす。あ、エクトプラズムがしょっぱいっ。

2003/12/9(火):

さいきん何かと気管に水が入る。水を飲んだら全部気管のほうへ流れてゲボゲボいってしまうことがよくある。スポーツジムさぼってるからかな。無駄銭を捨て続けて半年、そろそろ通い始めてモトをとらんと。ジムに行ってもほとんど泳いでばかりいる。ただ、泳ぎは飽きる。泳いでいる最中とてもヒマなのだ(変な言い方)。かと言って何か考えごとをしていると息が続かない。これは考え事をすると脳が多量の酸素を消費するかららしいのだが、勇気ある方は試しに何か真剣に考えごとをしながら潜水してみてほしい。溺れる。

2003/12/8(月):

もうこんなにしっちゃかめっちゃか聴いているとわけわからなくなってきます。バルビローリのヴィラ・ロボス、持ってました。CD「グローリアス・ジョン」に収録されていたうです。ようです、と言ったのは、昨日の深夜から探しているのですが、CDの山に埋もれてどこかへいってしまった(泣)でも「見つける楽しみ」が増えたかな。唐突ですが「ローマの松」にハマっています。イタリアの指揮者の盤をWEB情報を頼りに探しているのですがなかなか集まらない。でもまあ、あと1、2枚くらいで満足いく数集まると思うので、それまでの楽しみですね。あと、一生懸命レコードをCDに焼いているのですが、今CD焼くために使っているソフト(音声を取り込むためのソフトとは別のものを使ってます)が昔使っていたソフトと違って、700メガのCD−ROMに80分近く録れてしまう!ただ、ひたすら焼いたCDを会社の行き帰りに聴いていると、五分五分の割合で音飛びすることに気が付いた。うーん、音飛びする曲を再度CDに焼いていくのも面倒だし・・・。音飛び警告くらい出してくれ・・・でも室内楽など静かな曲だと80分でも大丈夫なんですね。情報量の違いのせいでしょうか。
そんなこんなで音楽だらけな冬の日を送っています。

2003/12/7(日):

こんなにあからさまに晴れた日も珍しい。雲ひとつない爽やかな冬晴れだ。気温も高いし、すごしやすい。プロコフィエフが似合う日だ。古典交響曲でも聴きながら散歩に行ってきます。

2003/12/6(土):

きのう書き忘れたが、バルビローリのヴィラ・ロボスの録音があるらしい。既に売れていて入手できなかったのだが、前々から探している若きバルビがチェロを受け持ったヴォーン・ウィリアムズの幻想五重奏曲(協会盤)およびバッハの無伴奏から2曲(これもバルビの講演記録と共に収録された協会盤)というラインナップ、ダットンあたりが早く復刻してほしいものだ。

2003/12/5(金):

スヴェトラーノフの「新世界」「春の祭典」出てましたね。スクリベンダムは割と律義に出してくれるからいいレーベルだ。今日はいかにも12月の寒さで凍えるほどだった。年末年始に向けてCDが洪水のように出てくるだろう。私はセーブしながら冷静に買っていきます(結局買うのか・・)。コンセルトヘボウのボックス第二弾、オーマンディのボックス第二集、などなど、CD屋のHPにいろいろ出てますので要チェック。ところでぜんぜん話しは違いますが・・・クラシック・マニアって何故他のジャンルも聴くということを自慢するんだろう。クラシックの話題をしゃべっているのに、突如物凄くマニアックなジャズ論議を始めてしまう人、ハードロックやヘビメタを聴くことを必要以上に強調してくる人ってけっこういます。ロックはなぜかハードロックやヘビメタの場合が多い。。。まあビートルズしかしゃべらない(しゃべれない?)人もいるし、クロスオーヴァーのジャンルだったプログレに未だに傾倒してる人もいますが、このへんになると現代音楽との境目が曖昧なものもありますので(テクノなんかもそうですね)不思議は感じない。うーん、もともと狭い世界で狭量な人間が集まっているジャンルだから、自分は狭量でない=他のクラヲタとは違う!ということをたんに言いたいだけなのかもしれない。私も大昔そんなことはあったけど、今はむしろクラシックだけを聴くようになり、他のジャンルを聴くのにはまったく魅力を感じないから、不思議に思ったわけですが。問題提起だけで唐突におしまい。

2003/12/4(木):

いっそ手に入らないものを思い切った出費を覚悟し一網打尽にしようとLP屋めぐり。コンドラシンのバビ・ヤール(バイエルン盤)が低価格で普通に2枚置いてあったのに感動。オークションで2万とかついてたよな・・。さすがに協会盤や私家盤はほとんど見当たらなかったが、気になるウラニア指揮者ボルサムスキーの盤をいくつか見つけて入手。入手難だったショス5も手に入る(高価だったが・・)。デゾのドビュッシーもボレロもふつうに低価格で出ていてちょっと落胆(昨日の出費はなんだったのか!でもビゼーはなかったが)。ラヴェルのスペイン狂詩曲の録音があるらしいと昨日書いたが、今日店頭で見たそのカップリングの盤は別の無名指揮者になっていた。ひょっとするとその誤認かもしれない。ところでびっくりしたのがラヴェル自演のピアノ曲録音(仏EMI。ロール特有の揺れに似たものが聞こえるような気も・・・)、そしてドビュッシーの小組曲のビュッセル指揮の盤(パテ)!編曲者自らの演奏というものでちょっとのけぞった。これは高くて当然。他にもいろいろ打ち止めになるまで入手したので、おいおいCD焼きながら書いていきます。これにて盤鬼人生打ち止め〜!!

2003/12/3(水):

どう転んでも手に入らないので、10年ぶりにご老人のやっているレコード屋に足をのばした。アンゲルブレシュトの「ペレアス」、言わずと知れた1963年のINEDIT盤である。2回オークションで落としそこねたので、もう打ち止め!にする気分で小さな店に顔を出した。ごたごたしていた昔より整理されており、値段はあいかわらず高額だが、品質は抜群。ついでにデゾのラヴェル「スペイン狂詩曲」を探したが既に売れてしまったらしい。ご老人に尋ねると「ボレロ」ならあるという。出てきたスプラフォン盤は1枚目がすべてビゼー、2枚目が既所持のドビュッシー2曲に「ボレロ」。はっきり言ってボレロしか興味はないのだが、盤面を見るとまったく針を通していない美麗盤。デゾはテスタメントあたりで集成されてしまう危険性があるが、ここまで品質がよければCDより耳馴染みがいい可能性もある。何より「ボレロ」だ。バレエ指揮者として高名だったデゾルミエールのリズム感に期待だ。買ってしまった。今日はユニオンでも室内楽を若干買い足した。CD絶ちを宣言したのに、LP買ってたら世話ないよな・・と寒い懐をかかえて帰途につくのだった。もおうやめるぞ。

2003/12/2(火):

横須賀へ日帰り出張。海も富士山も青かった。三浦半島はお手軽な田舎、1時間も電車に揺られれば東京の雑踏に塗れることもできる。千葉ほどのスケール感はないが、三重でいえば志摩半島のように入り組んだ地形が多様な自然のあり方をコンパクトに提示してくれる。東京とは微妙に違う植生、濃い緑色の照葉樹林が気分を和ませる。こんなところで働いていたら都会になど出たくなくなるだろう。そう思いながら帰途についたのでした。

2003/12/1(月):

師匠も走る師走である。今年もこんなどんづまりになってまだ大雨とは。まったく天気に恵まれなかった一年だ。冬くらい晴れてほしい。ユニオンに行ってみた。人は多かったが収穫は少なかった。スワボダのヒンデミットが既に売れていてショック。でもこの盤、昔はけっこうよく見かけて、安かったもののはず。ユニオンはこんな盤も高価盤扱いしている。すごいな。でも総体でいうとべらぼうに安い場合が多いので文句は言いません。レーグナーのマラ3入手。6番未だ見ず。プロムス99年記念アンソロジー盤が800円。ジャケットにヴェンゲーロフとトマス・ハンプソン、そしておそらくアンドリュー・デイヴィスのサインが入っている。今年の6月10日という日付も謎。しかし800円とはまあ。既発音源の寄せ集めですが2枚組みですし。サインは安く手に入れるべし、と変に自信を持った今日このごろ。

2003/11/30(日):

死ぬかと思った。弓の毛がぞろっと抜けていたのにも肝を冷やしたが、練習を始めて音程の悪さに死ぬかと思った。ブランクで右手がおかしくなるのはわかるが左手も駄目になってたのでもうどうしようもないや、と。酒が残っていてふらふらするし、昼食がてらビールを飲んだら気持ちが悪くなってしまった。もう1週間酒を絶つことに決めた。「イベリア」を聴いていたら気持ちが悪くなったのでペットショップボーイズのベストの特典盤を聴いたら安定した。単純なリズムの音楽は肉体的にも精神的にも落ち着く。ああ、もう今日はクラシックはいいや。イラクでは邦人二名が殺害。平和ボケの我が頭蓋を呪う。

2003/11/29(土):

きょうは一日クラシックを聴きませんでした、すいません。ペットショップボーイズのベストを聞いてました。チープな音響がたまらないっす。あしたは5ヶ月振りに楽器を弾くので大変だ。あしたは何か聴いて書きます。おわり。

2003/11/28(金):

「今日は」鍋をつついているはずなのだ。先週に引き続き木曜に記述してます。どうも11月後半からいろいろイベント続きだが、今週末はカルテットの練習やら(7月にあわせて以来ケース開いてない・・)お台場に遊びに行くやらいろいろだ。まあ遊びなのでいいんだけれども。このまま忘年会シーズ
ンに突入するんだろうな。お酒キライじゃないが最近めっきり弱いし。胃だけは養生しておこう。にしてもフトコロが寒いぞ。→カクテルに逃げたらなんとかなった。明日もあさっても飲む予定だし。

2003/11/27(木):

世の中そんなに甘いことはないのだ。かなりショック状態です。どうなるかわからないゆえ、具体的記述は避けるが、実物を見ずに取り引きするということはとにかくつくづく危険なのだな、とベームの直筆書簡を見ながら思った。心なしかいつもより寒く感じる11月の夜。

2003/11/26(水):

今日は誕生日だ。お祝いに吉野屋で牛丼。おなかいっぱい。入力していたデータがパソコンが落ちて打ち直し。シブー。

2003/11/25(火):

あした誕生日だ。誕生日が嬉しくなくなってどれくらいになるだろう。なんとなくわびしい。紅葉でも見に行きたいな。

2003/11/24(月):

久し振りに横浜へ出た。HMVへ行ってみた。1年ぶりだ。クラシックのコーナーが思い切り狭くなっていて、品揃えも悪く失望した。ここはコンテンポラリーのコーナーが充実していたのに今は単に作曲家順に分類されているだけ。もう利用価値はないかもしれない。時間があったので駅そばのタワーにも行ってみた。ここはちゃんと残っていた。ジョリヴェの自作自演協奏曲集などあってさすがマニアックである。この盤は10年ほど見なかっただけに意表を突かれた。聴きたいかたは横浜タワーへ急げ!なんて書いてみたりする。ちょっと風邪気味で、帰宅してから少し寝た。気が付いたら夜だった。そんなこんなで連休が終わる今日このごろ。

2003/11/23(日):

まあ休日はあまり音楽を聴かない。外出が多いということもあるが、平日は会社の行き帰りが音楽観賞の時間になっているので、音楽を聴くという行為自体会社のイメージがあり、あまり聴きたくなくなるのだ。まあそういうこともあります。今日は生貝柱のパスタにキノコのオーブン焼き、鳥肉のサルティンボッカを作った。カロリー控えめ。わりとおいしかったが、肌寒い時には不似合いな料理だと思った。イタリアンは暑い日向きだな、などとひとりごちながら、フランスワイン(白)を傾けるのであった。あ、また飲んでる。。

2003/11/22(土):

昼はあったかかったが冷えてきた。今日はCDをひたすら焼いていた。晴れた日にもったいないことをした。明日は外出しよう。おわり。

2003/11/21(金):

こいつ夢だらけだなー。夢にまみれてるなー。30過ぎて夢。ふーん。銭金を見ながらの感想でした。とこれは金曜日の日記か。木曜に書いてます。今日は明治記念館に行きます。もちろん仕事です。そのあと銀座に行きます。もちろん遊びです。そして帰ります。ネットオークションの締め切りのため早めに帰ります。締め切り寸前横取り対策のためです。へー。最悪な人生だなこりゃ。

→結果、4勝1敗。危ないとこだったが4つは落とした(直前でけっこう吊り上がったが)。1つは帰りの車中で高値更新されてしまい、終了時間に家に辿り着けなかったので仕方ない。レア盤でけっこうなプレミアついてたので、落とさなくてよかったかもしれない。いつかCDになるかもしれないし。3勝の内訳:シャリャーピンのサイン入り写真(これは安かった)、カザルスのサイン入り写真(これがいちばん吊りあがった。じつはカサドのサイン入り写真と思い込んでいたので、もとからカザルスとわかっていれば落とさなかったかも(いちおう一つ持ってるので))、パデレフスキのサイン入り写真(安い!元ポーランド首相のピアノの大家も今や無名か)、そしてティボーのサイン入り写真(ちょっと吊り上がったが、これは写真が素晴らしくかなりいい品なので、ぜんぜんOK。サイン自体は一つ持ってはいるが。)。1敗の内訳:アンゲルブレシュトの「ペレアス」INEDIT盤(ディスクモンターニュ盤とは別物)。アンゲルブレシュトはどう転んでもプレミアつくのでイヤだ。この倍出せばサインが買えるが、そこまでいったら破産だ。
さて、またオークション封印するぞ。

2003/11/20(木):

胃がまだおかしい。なのに昼夜カレー。もう吐きそうです。最近書き方が荒れてきてますがそのうちまた補筆しますのでごかんべんください。いたた。。

2003/11/19(水):

もうアタマいたいよー。思わぬ飲み会が入ってグロッキー。カバレフスキーごめん、ちゃんと書けなかった。寝ます。

2003/11/18(火):

パソコン絶不調。またもや割り込み画面バシバシ状態に。リソース不足だから完全にメモリがやられてると思うのだが今更又修理に出すのもうざい。はあ。今日ネット見てたらドビュッシーの書簡がでていた(売約済みになっていたが)。値段いくらでしょう?(1)3万円以下(2)30万円以下(3)300万円以下。こたえ:リヒャルト・シュトラウスからブッシュにむけた書簡の倍以上。まあ庶民には手の届かないところです。でもこんど出たら・・・どうしよう。ちなみにチャベス(作曲家)のサイン入りレコードは2000円台だった。

2003/11/17(月):

なんだかどうも不調である。でもパソコンは好調。システムファイルをひととおり修復したら割り込み終了することもなくなった。でもまた今日ウイルスメールが届く。ワクチンで食い止めてはいるけれどちょっと不安だ。今日はきのうと打って変わって寒かった。でも晴れているからいいんだけど。

2003/11/16(日):

結局きのうは丸一日寝ていた。体がふわふわするが今日は飲み会なのでがんばる。あったかいいい日です、風が強いが洗濯日和、今も洗濯機を回してます。それにしても英語ができるようになりたい。ニューヨーク・フィルの自主制作盤セット(アメリカ音楽シリーズ)とVOXのレイボヴィッツ・グレの歌(CD−Rらしい)を注文したいが支払いとかどうやったらいいのかよくわからないので未だに注文できていない。日本では手に入らなそうなだけにちょっと考え中。早くしないとなくなっちゃうか?うーん。

2003/11/15(土):

体調を崩して一日寝ていた。これぐらい寝るとさすがに調子がよくなってくる。CDを2枚焼いて今日のシゴトおしまい。だらだらするのもいいものだ。

2003/11/14(金):

ここのところやたらとスパムメールが来る。大半はアメリカからだ。例のスパム防止法導入前に送ってしまえということだろうか。気持ち悪いのは同じ文面がまったく違う名前から送られてくることだ。これはウィルスかもしれない。日本からも来た。ドコモのアドレスから、あんたのせいでシステムダウンした、至急電話くれ、くれないと強制執行するだと。強制執行?知ってて使っているのだろうか。おおかた若いやつが幼稚な知識であみだした新手のネット詐欺メールなのだろう。こういうとき決してかけなおしてはいけない。かけなおすなら公衆電話だな。しかし詐欺やるなら勉強しろよ。一般社会常識くらい持たないと騙せないよ。ちなみにこのメール、既にネット詐欺撲滅掲示板で晒されていた。

2003/11/13(木):

頭が痛い。音楽聴けない。ううう。一曲でかんべんしてください。

2003/11/12(水):

さいきん飲むとろれつがまわらなくなる。いかん、いかんと思いつつ、舌がついていかない。「は?」と聞き返されるときほど惨めなものはあるまい。ちょっと頭を冷やすのにウェーベルンは最適だ。ここまで削ぎ落とされた音楽なのに、的確に心を抉ってくる。「ちゃんとしよう」と思わせてくれる。いいなあ。この世界はたぶん現代音楽の入口に位置するものではあるが、現代音楽どっぷりの位置にはいないものだ。私の頭の中では末流ロマン派もしくは印象派に位置づけられている世界である。というわけで、ウェーベルンまではこのページの範疇内とさせていただきます。だめ?

2003/11/11(火):

丸紅がネットショップでパソコンの価格を一桁間違えて記載し、それを激安パソコンと受け取った人間がネット掲示板に情報を流したところ、注文が殺到したという。気付いた社員が価格を訂正しようと注文者に連絡したところ猛抗議にあい、あまりの抗議に仕方なくそのままの価格で販売するはめになって、何と2億の損失だそうだ。誤記入した社員にはお気の毒と言うより他ないが、ネットの怖さを感じるところでもあった。印刷物のように何度もチェックをする過程がなく、書いたらそのまますぐ顧客の目に触れることになるという危うさ。さらにもうひとつ思ったのはネット掲示板の脅威である。某ヤフー掲示板などを見ていると何か得体の知れぬ閉鎖社会が破裂寸前の恐ろしいエネルギーをはらんで蠢いている感じがして、不気味だし、その暴発がいつ自分に向かってくるのかわからないと思うと怖い(私はROMだが、ROMは卑怯だ、発言しろということを言っている人間もいるのがまた恐
ろしい)。おそらくこの「激安パソコン」の情報が流れたのはいくつかある有名巨大掲示板のどれかだと思うが、これがたとえばネットではなくチラシなどの情報であった場合、2億も赤を出すような誤価格のまま注文を甘んじて受けてしまうことはなかったと思う。キャンセル受け付けで粗品で申し訳有りませんでした、というのがいいところだろう・・・安い品ではないのだから。あきらかに誤記とわかるような価格を、ろくに問いあわせもせずに押さえに
走り、それをさらに掲示板で不特定多数に広めてしまう。悪意の存在は否定できまい。抗議が殺到というのも不気味なもので、丸紅が折れたのもその顔の見えない不気味な集団の得体の知れぬ罵声に恐怖してのことだったと思う。ネットは腐臭漂う「はらわた」のようなものだ。大衆という巨大な怪物のはらわたの海にまみれ、今日もびくびくHPを更新するわたしなのであった。尻切れ。

2003/11/10(月):

寒かったり暑かったり体調を崩しがちな日々が続く。ひそかに風邪がはやっているようで、私も先週ひそかに風邪を患った。腹から来る風邪のようだったが、今日はちょっと喉が痛いので、何種類かの風邪がキているのだろう。まあ、マイペースでいくのがいちばん。駄目だったら休む。・・・なんてことをできたらぜーたくなんだけどな。

2003/11/9(日):

人間が死ぬときに苦しいのは、死そのものが苦しいからではない。死なないためにぎりぎり踏みとどまる肉体のほうが苦しみをもたらしているのだ。死ぬときに苦しいのは生の抵抗のためなのだ。なんてことをちょっと考えたりする選挙当日。テレビは選挙一色だが投票率はそれほど高くなかったらしい。うーん、このまま18歳から選挙権を与えることにしたとしても、みんな選挙に行くのか?選挙権を売るやつとか出てきそうだ。ネットオークションに出たりして。いやな世の中。サインのコーナーを若干追加・更新しましたのでよろしければ。

2003/11/8(土):

今日は気持ちのいい天気だったがずっと屋内にいたのでもったいなかった。音楽を聴く時間が比較的長かったので思わずストラヴィンスキーの「ロシア風スケルツォ」を10回くらい聴いてしまった。でもいい曲。飽きない。でもどちらかというと春の音楽だろうか。秋はもっと物悲しいヴォーン・ウィリアムズとかのほうがあうかもしれない。そんなこんなで夜になってしまった。1日は短い。

2003/11/7(金):

ちょっとあんまりにも不親切なレイアウトのページなので改訂を漸次進めていきます。少なくとも各子ページに親ページへのリンクを置かないとあかん。あと、超テキトーになる可能性大だが、出てくる昔の演奏家についての解説も付けておこうかなと。音楽書コーナーもちょっといいかげん追記開始します。今日フルトヴェングラーらのサインが届いたので、正式にきちんとしたサインのページ(先々は演奏家紹介ページ各々に貼り付けていきます)を編集しよう。さてさて、ところでシェルヒェンの「プルチネルラ」を手に入れなければ。今日銀座でTAHRA盤があるにはあったのだがケースが割れていて購入を断念した。ハルトマンのシンフォニーも入っているようだし、明日渋谷に出るのでHMVででも買おう。クレンペラーがフィルハーモニア管およびバイエルン放送響とやった演奏(後者ライヴ)とあわせてきちっと書いておきたい。ストラヴィンスキーではちょっと苦手な部分に入るものなのだが(私は古典が苦手・・)、自作自演盤を軸にまとめておきたいと思う。そういえば今日WEBでショスタコーヴィチは生涯で一度しかタクトを握っていない(しかも非公式?)と読んだ。あれ、あのコロッセウムの10番シンフォニーはいったい・・・マキシムでは若すぎる気がするし、孫ドミトリは生まれてなさそうだし。誰なんだ?やっぱり本人、と信じたいのだが(ライナーにはきちんとドミトリ・ショスタコーヴィチ指揮と書いてある)。とりとめもなくなってきたのでこのへんで。

<注記>マーラー、ブルックナー、ショスタコーヴィチの項でホーレンシュタインが振ったオケの名前をPRO MUSICA SYMPHONY,VIENNAとしているものがありますが、これはVOXレーベルが契約の関係で「ウィーン交響楽団」の名称を使えなくなったときに変えて記載していたもので、ウィーン交響楽団の演奏と同じものです。

2003/11/6(木):

フランセのブーランジェとやったピアノ協奏曲はCD化されているのであろうか。1楽章だけは昔某ボックスに入っていたが。くらしっくというものを小馬鹿にしたような作風が持ち味で、自らも技巧派ピアニストとして機械的なまでによく回る腕前を披露していたフランセ。マニアは多いようだがもっと
聞かれてもいいと思う。今日はちょっと寒い気がする。

2003/11/5(水):

なんともすっきりしない天気だ。今年の天気は夏からどうも雨づいている。夜も寒いのかあったかいのかどっちつかずで、体調も崩しがちだ。みなさんお体気をつけて。

2003/11/4(火):

最近は無名名曲ファンがそうとう多くなってきたようである。クラシックの名曲名盤に飽きた向きが未知の領域を目指してたくさん船出してきたようだ。そういう層を相手に売る演奏家やレコード会社も増えてきて、かつて1曲1演奏しかなかったような作曲家でも、聞き比べができるようにすらなりつつある。それが同時代の現代作品に向かわず過去の知られざる作曲家に向いているのは不幸なことだが、うなづける部分も有る。今日、CD屋でトッホのコーナーを見ていたら、ちょっとアブナイ感じのおっさんが近付いてきた。反射的に別のコーナーに移り、そこでちょっと探し物をしていたら、いきなりぐーっと顔を突き出してくる人がいる。またあのおっさんだ!びびって遠くのコーナーに移る。そして、とりあえず一枚買う事にして、レジに向かうと、あのおっさんが並んでいる!何やら奇妙な動きをしながらせわしなく支払いをしている。ああ、マイナー音楽好きって、こういうおっさんが多いのだろうか。鬱々とした気分でレジにつく。ふと硝子窓に自分の姿がうつっているのに気がついた・・・なんとまあ、大差なかった!

2003/11/3(月):

テレビを見ていたらアッピア街道が出てきたので、思わずトスカニーニの「松」を見てしまった。音がお粗末で音量変化に乏しいため音楽的には不満を覚えるけれども、トスカニーニのどアップの顔は凄まじい。汗にまみれたそのいかつい顔はまるでローマ時代の暴君の如きだ。この顔がどんどん歪んでいくさまを見ると音楽の効果は倍増、拍手喝采。ノックアウト状態の私をいくぶん立ち直らせてくれました。この曲、想像力を刺激するいい音楽だと思うんだけど、「外面的効果だけ」「浅薄」という評が立ってしまうのはどうしたことだろう。「惑星」ですら市民権を獲得してきているというのに。浅薄に聞こえるのは聴く側の耳が浅薄なだけじゃないのかなあ?

2003/11/2(日):

腹を冷やしてしまった。もう冬間近なのだな、と思った。

2003/11/1(土):

今年もとうとう11月になってしまった。1年はほんとに早い。あっという間に死期を迎えそうなので生き急ぐことにする。ちょっと作曲家別盤評をいぢったのでよろしければどうぞ。では。

2003/10/31(金):

映画を観たのだがそのあとどうもふらふらする。昔ブレア・ウィッチ・プロジェクトを今は亡き東急パンテオンで観たとき、大画面に映し出されたハンディカメラの揺れに酔ってしまい吐きそうになったことがあるが、それにちょっと似ている。だいたい最近は映像がつっぱしりすぎていて、あまりの豊穣なイメージに不快感をおぼえることすらある。キル・ビルなんて観たらもっと酔うんだろうな(キルビルじゃなくてキル・ビルだよなー)。あーあ、明日から先輩たちはオキナワ旅行。心地よい船酔い、オリオンの泡、いいなあ。・・・ま、いいか。

2003/10/30(木):

今日も日本晴れ(死語)。のんびりと病院へ。腰を傷めているのだ。レントゲンを再度撮ったが大丈夫そうとのこと、クスリを頓服にして塗り薬だけたくさん貰ってきた。思ったより早く終わってしまったが、のんびりと家へ帰る。最近ふたたび使い出したモバイルでHP更新用データを打つ。このモバイル、もう6年使っているがよく動いてくれている。まだまだ働いてもらおう。ああ、晴れてて気持ちのいい日ですな。

2003/10/29(水):

よく晴れた日だ。こんな日に室内に篭ってパソコンいじっているなんて罪だ。晴れた日は仕事休みにする法律とかないのかな。逆カメハメハ状態。にしても寝てない。昨晩はネットの接続状態が悪くFTPがうまくいかなくて、やっと終わったのが3時。ああ、二日連続4時間弱睡眠だ。昔を思い出す。つくづく体力落ちたな、と落ち込む私でした。そういえばネットを見ていたら、コンドラシン指揮英国ユースオケのショスタコ9番の盤について書いてあるサイトがあった。私はたしかさーさー雑音がするとか書いたと思うが、あれはじつは特殊なノイズリダクション装置再生用の録音なのだという。そのページでは通常装置では鑑賞困難みたいに書いてあったが、私はとくにさほどの支障を感じなかった。うーん、悪い録音に慣れてるのも考え物だなあ。

2003/10/28(火):

天気予報の当たらないこと!朝ざんざん降りの雨空を見ながらテレビをつけたら、「昼ごろから雨が上がり夜には晴れるでしょう」という。一瞬折り畳み傘で行こうと思ったが、この降りでは絶対に上がるまい、と大きな雨傘で出た。案の定、夜の今もって雨は止んでいない。予報士は空を見ていないのではないか?天気図とにらめっこして机上で考えてるだけじゃないのか?うーん、外してもペナルティがないとは、いい商売だ。にしても今日は疲れた。昨晩3時ごろに寝たら、4時前くらいに何か得体の知れない気配がして目を覚ました。金縛りだ。それでもなんとか明かりさえ点ければ、と震える手を伸ばしてスイッチを入れる。さっと気配は消えた。結局何も見ないで済んだのだが、DVD発狂事件といい最近久し振りにオカルティックな現象がおこっていてちょっとこわい。今日は3時間
しか眠れなかった。もう寝たい。ぐー。

2003/10/27(月):

ポルターガイストだポルターガイスト!さいきん部屋そのものがオカルトなので(そりゃウン百万音楽に注ぎ込めばこうなるさね)こういう現象は起きなかったのだが、なんとベタベタなポルターガイスト!DVDプレイヤーが何もしないのに突然がーっと開いて、クーベリックの新世界が排出されてきた!ほんとなんにもしてなかったのに。おかげで最初から見直す羽目に。これはひょっとしてラファエル氏の呪いか??そういえばクーベリック親子の伝記DVDが出ているが、髪型がそっくりなのにびっくりする。顔の造作は全く違うのに、ヤン氏晩年の髪型と、ラファエル氏晩年の髪型が、いわゆる「ハカセタイプ」の髪型でそっくり(「ハカセタイプ」の髪型については「バック・トゥ・ザ・フューチャー」参照。ハカセ太郎ではない(将来的には可能性ある))!脇と後ろにたくさん残ったクセ毛の異様なハネかえり具合が特にそっくり!やっぱり親子ですね。ヤン氏の録音多くはないけれど、パガニーニの再来といわれた演奏にこの秋の夜長触れるのもよきかも。ヤン氏のサインは非常に綺麗な書体です。ラファエル氏のものはなんか分解した文字・・・なんて書いていたら、ひとりでに動いてるーっDVD!また新世界だ。止めたはずなのに。よっぽど「新世界」を聞かせたいのか?ドヴォルザークといえば鉄道オタク(原典不明)。娘婿スークは偉大な義父によくパシられて、駅舎に停まる機関車の車体番号や運転手の名前などを記録して帰ったそう。そんな偉大なる田舎者ドヴォルザークは新世界でいきなり時代の最先端に立ってしまったのだ。とはいえ「鉄道の発明に比べたら自分の作品など取るに足らない。全交響曲と引き換えにしてもいい」とか口走ってしまうところがかわいい。なんて言ってるうちに4楽章だ。バイエルン放送響はイキのいい楽団ですね。ブラスにはもうちょっとはじけてほしい気もするが。あれ、ヴァイオリンがちょっと崩壊しかけてる・・・気のせいか。何の話ししてたんだっけ。ま、いーか。おしまい。・・・弦、緩徐主題ゆったり歌ってるよ、いいなあ。弦の国のヒトだけあって、クーベリックやっぱり弦の使い方がイイです。最後怒涛のアッチェルもすごい。けっこうやってます・・・おしまい。・・・あっ!!テレビのリモコンの電池が切れてる!あっ!!ビデオのリモコンもだ・・・あっ!!!DVDのリモコンは生きてる・・・しょーがない、もう一回新世界見るか。ラファエル氏の術中にまんまとハマったな・・・。(註:リモコンの電池が一斉に切れたのはホントです!)

2003/10/26(日):

寒くなってきたと思ったら今日はあったかかった!Tシャツですごしてしまった。外出しながら壊れ掛けのディスクマンでストラヴィンスキーを聴く。3楽章の交響曲は久し振りに聞いたがいい曲だ。多作のストラヴィンスキーも8割ははっきり言って面白くない。でもこの作品は新古典主義時代の快作と言えるのではないか。古いストラヴィンスキーが得意とした剥き出しのリズムの連環、多分に打楽器的ではあるが美しい色彩表現、そこにちょっとアメリカ的なものも加わって(ジャズ?)簡潔に纏め上げられている。いい曲だ。そんなこんなでもう夜でした。

2003/10/25(土):

土佐煮を作った。甘辛くできた。飲んだ翌日は和食です。胃がつらい。音楽も聴く気がおきないが、とりあえず「チェコフィルの百年」と「ムラヴィンスキー:革命」を観た。チェコフィルは矢継ぎ早に顕れる指揮者が魅力的。生きて動いているターリッヒ(しかも「悲愴」をやってたりする)、ちょっとだけだが何とカリンニコフの1番2楽章を振るシェルヒェンも写る。やっぱりバネ仕掛けっぽいかも。アーベントロートの姿も貴重だ。もちろんアンチェル、ノイマン、クーベリックもたっぷり見れる。比較的安いしおすすめだ。ムラヴィンスキーのほうは途中で寝てしまった(爆)。聴き慣れた解釈はちょっとつまらない。清水の舞台から飛び降りる気持ちでオークションに大入札。今度こそ最後にしたい(シェルヒェンやクレンペラーやヴォーン・ウィリアムズのサインが出たら別)(泣)。

2003/10/24(金):

うう、キボチワドゥイ。飲み会は必ず潰れる寸前まで飲んでしまうからダメだ。今日は銀座のヤマノでDVDをたくさん仕入れてきたのだが、見る気力がない。ロシア人の超人的な胃袋が欲しい。うう、胃がいたい。。

2003/10/23(木):

CD−R制作体制が出来上がりました。次はスキャナーの接続だー。・・・めんどくさ。LPぜんぶCDにしたら処分しよっかな。あと、VOXのCD−Rレーベルからほしいものを取り寄せる(版権持っているレコード会社が小人数向けに復刻するわけだから正規盤と言っていい)。ところで音声ファイルをHP上に載せようと思うが、どうやろうか?昔ローランドの音楽ソフトを持ってたが、95にしか対応してなかったので今となってはムダ。5まんえんパー(泣)まゆるゆると正月へ向けてやりますよ。今日はひっさしぶりに秋葉原。石丸のCD−Rを視察に行ったがあいかわらずちょぼちょぼ出てきている。新しいカタログができていたので貰ってきた。ついでにチェリのそれほどすごくほしいわけではないフランス音楽集を2組買ってかえった、そのうち1枚はダブってた。またか、鬱。寝ます。

2003/10/22(水):

天気予報外したなー。今日は午後から晴れると言ったのに、まだ降ってる。ところでまた情報に遅れていた。(1)シベリウス自作自演のアンダンテ・フェスティーヴォに真盤が出ている事を知らなかった(私がちょうどクラシックから離れている間に出たらしい)→渋谷タワーにあってよかった。(2)プロ・アルテ四重奏団(コーリッシュ時代)の新ウィーン楽派録音集、dialレーベルで出ていたものがいつのまにかCD(M&A)に集成されていた→渋谷タワーで購入、しかしコーリッシュ四重奏団のシェーンベルク集(既所持)と大幅にダブっているのでちょっと落ち込む。(3)LPで手に入れ損ねたレイボヴィッツの「グレの歌」がアメリカVOXの通販レーベル(おそらくCD−R)で発売されていることを知った→米サイトでしか受け付けてないので英語不得意な私は落ち込んだ。(でもなんとか手に入れよう!)(4)バイエルン放送交響楽団の客演指揮者集がプレミアつきすぎて手に入らなそう→今日いろいろ調べたが他にどこにも見当たらない。5分程度のストラヴィンスキー自作自演だけが目当てなのに・・・。99年発売でこのプレミアはないよ・・・。・・・などなど、挙げつらったらキリがないのでこのへんで。うーん、シベリウスのサイン、買っとけばよかったかな。。。

2003/10/21(火):

心待ちにしていたものが来た。ブルーノ・ワルターのサインである。38年6月のもので、ポートレートの下にごちゃごちゃ細かく記されている。やや色合いが薄まっていて一瞬印刷のように見えるが、よく観察すると文字の一部に筆圧がかかった形跡が認められ、写真の上に書いたためにまるで印刷のような調子に薄まったものであると判断できる(いや、判断できなくては困る(笑))。嬉しい。いちばん高価だったストラヴィンスキーのサインよりも嬉しい。まだアメリカで活躍する前のものである。ウィーン・フィルとの有名なマーラー9番実況録音の数ヶ月後のものということになる。一番いい時期だ。惜しむらくはその保存状態だが、これからは私がしっかり保存していかなければなるまい(トスカニーニの1906年のサインもそうだが、さすがに歳月がたつとどうしても色褪せてくるものだなと思った。もちろん紙質にもよるわけで、トスカニーニは絵葉書のつるつるの紙、ワルターは前述のとおりポートレートの写真面だから、ちょっとつらい。それに比べトスカニーニとほぼ同時期のヤン・クーベリックのサインは普通紙に大きく万年筆で記されており、未だくっきりしている)。書籍で見ていたそのままの書体で、かえすがえすも感慨深い。もう思い残すことは(ちょっとしか)ない。南無〜。

2003/10/20(月):

今日は気持ちのいい晴れだった。日に日に寒くなってくるけれど、うちに帰ると半袖のTシャツですごしている。まだ毛布を出す気候でもなし、今ぐらいが一年で一番過ごし易いのだな。ところでダイエットを始めた。とりあえず7キロ落とすことにした。体重が異常に変化する体質なので、そんなに無理はないとは思うけど、そのわりに今日の昼飯、焼き肉だったな。。

2003/10/19(日):

改修ひとまず一段落。乱雑になっていたこのトップページを一通り整理しました。しかしながらまだ画像や文章の編集が間に合っていないので、まあ年末までにかけてゆっくり整理していきます。というわけで今日も盤評はお休みします。ごめんなさい。

2003/10/18(土):

改修中につき見づらくてすいません(泣)今日は盤評をお休みしてデータ整理。作曲家別盤評、とりあえずドイツまでいったので、折り返し地点。ああ、肩痛い。。マトリックス・リローデッドのDVDは安かったなあ。。それに比べてクラシックのDVDの高さったらない。手間はいっしょなんだからCDと同等の値段でもいいでしょうに。1枚7000円じゃ売れないっす。

2003/10/17(金):

今日はへこむことがいろいろあってなんもやる気がおきない。一番へこんだのは昨日買ったケンペの「大地」が私のプレーヤーでは再生できなかったこと。店に持っていって他のプレーヤーで試したら全く問題なかったので、とてもおちこんだ。そのためだけに渋谷くんだりまで行ったというのに。PC
はあいかわらずウィルス駆除できず、イニシャライズからやり直さないとダメっぽいし。あああ。こんな日は一杯飲んで寝るのが良し。ちくしょ。

2003/10/16(木):

underworldって「おぎやはぎ」に似てるなあ。昨晩2時までかかってウィルス駆除に取り組んだが結局失敗。最新版ウィルススキャンが何かのファイルが存在しないとか言ってさっぱり動かない。安物買いの銭失いか。しくしく。しばらくメーラー不調が続く事だろう。今日はまたCD屋の店頭に変化があった。bbcの放送録音シリーズの最新盤が出た。フツーはテンシュテットの第九に手がいくのだろうが、私はケンペの「大地の歌」に手が行った。ケンペによるマーラー指揮者たちの思い出も語られているというが。あとホロヴィッツのボックスが異常に安く出ているので興味があればHMVに行くといいです。また宇野本が出てるがあいもかわらず古ぼけた盤ばっかでつまんない。扇情的な謳い文句も最近すっかり食傷気味だな。といっても私は古ぼけた盤ばかり集めているわけだが、何か問題でも?byおぎやはぎ。

2003/10/15(水):

パソコンの復旧が大変だ。outlook expressを使っていただけにメール爆弾がものの見事に命中!方々にスパムを撒き散らしメーラーがハング。古いウィルススキャンはまったく稼動せずバグって、再インストールもアンインストールもできず沈没。いっそ最新版をインストールしてやれとウィルススキャン最新版を購入したのだけれども、何が悪いんだかインストール不能(あした問い合わせてやる)。ワームってこわいですね。でももっとこわいのはスパムを撒き散らした先のドメインからの警告メール。たくさん来られると異常に重い!!

2003/10/14(火):

音盤の整理が大変だ。並べておくほどのスペースがもはや無く、床に平積みにしているのだが、その床すらいっぱいになってきてしまった。こうなってくると自分が何を持っているのかすらわからなくなって、ダブリを買ってしまう事もしばしば。だから整理しようとしているのだが、スペースの無さはいかんともし難く、難渋している。たとえば現在地味に整理しつつあるこのページにしても、掲載した音盤がどこにいったかわからないことしばしば、データがなかなか拾えなくて困る。まあ、てーげーに掲載しておいて、あとでゆるゆると細かく集成していくことにしよう。と思うのであった。

2003/10/13(月):

とうとう間に合わなかった。丸二日費やして結局改修工事は完成しませんでした。今日は突然の嵐にびっくり。なんだか台風みたいでした。近所でお祭りをやっていたのですがみんな店屋の軒先に避難してましたね。あしたも天気は悪いようです。やれやれ。

2003/10/12(日):

やっとこさDVDプレイヤーを買った。最安値の1万円しないやつ。さいきん映画でもヴィデオが出ずにDVDしかないものが多いので買った。そのついでに、音楽DVDを探しに出かけたが、印象としては、あまり売れてないんだな、というところ。品目も少ないし思ったよりいいものがなかった。早いとこLDから本格的に移行してくんないかな、とLDプレイヤーも持ってない私のぼやき。テンシュテットの「千人」とか出して欲しいよなー。

2003/10/11(土):

昼寝をしようと寝床についたら夜だった。無駄な一日をすごしてしまった。テンシュテットのマラ7(EMI1993/5LIVE)がやっとこさ手に入ったので、ゆるゆると聴いている。なかなか面白い演奏だ。だがもうちょっと咀嚼したいので今日は書きません。ワルターとクーベリック息子のサインがどうやら手に入るよう。これでオークションから足を洗える。ところでまたもいつのまにか消えてしまった盤評を発見。ショスタコの映画音楽の文だ。何を書いたのかさっぱりオボエてないので、まあいいか。お気づきでしょうか、ゆるゆると実験的にページ改訂を進めています。ゆくゆくは作曲家別で演奏紹介を書くような形にしたいと思います。資料的に使えるかもしれないので、年表のほうも残す予定。あと、作曲家・演奏家のサインについてちょっと書こうかと思ってますが、スキャナの調子が悪いのと、レンタルサーバの容量が足りなくなってきているので、全体見直し後に載せようと思います。期待しないでお待ち下さい(笑)

2003/10/10(金):

頭痛い。。今日は1週間ぶりにCD屋に寄ったのでたくさん買ってしまった。鬱。そんなにほしいものでもないのにな。リヒターのロマンティックとか衝動買い。ショス8なんてキョーミないのにコンドラシン来日ライヴだから買った。あと、例のテスタメントのバルビローリ「復活」・・・これはCD−R盤よりかなり安かった(でも2枚)のでお勧め。はあ。頭が痛いので何も聞かずに寝ます。おやすみなさい。

2003/10/9(木):

WEBつまんなーい。それはいいとして、寒い。1ヶ月間違ってる。これは11月の天気だ。まったく、早く春になれ。今日は風邪気味なので、ショスタコのサインをなぞりながらアンチェルのレニングラードなぞ聴いて寝ます。おやすみなさい。

2003/10/8(水):

寒くなってきた。フランスものを聞いてる場合でもないな、と思いシェヘラザードを聞いたが(ラヴェルではありません、コルサコフのです)ひさしぶりに聞くと面白いものだ。あのソロはちょっと弾きたくないけど、かっこいいことはかっこいい。でもそのあとラ・ヴァルスを聞いたらやっぱりコルサコフは単純だったなと思ったりもした。きょうはちょっと調子が悪いので、バルビローリのサインをなぞりながら「タリス」でも聴いて寝ます。おやすみなさい。

2003/10/7(火):

フランスものばかり聴いているとバカになる。いや、冗談です。たまに北のほうの音楽を聴いておかないと自分の中でバランスがとれなくなり、偏執狂的な演奏ばかり魅力的に感じるような変人になってしまう。というわけで今日はテンシュテットのマーラーを聴いたのだが、よかった。マーラーマニア向けのマニアックな演奏ではあるが、フランスの毒気をほどよく抜いてくれた。今日はニキシュのサインなるものが届いた。「運命」冒頭の5線譜が手書きされているところが泣ける。ニキシュの演奏記録としてほとんど唯一の「運命」を聞きながら今日は寝ます。おやすみなさい。

2003/10/6(月):

ファンとストーカーの境目ってどこにあるんだろうな。ふと思った。きっと被害者のまったく主観的な判断基準に基づいて決められることになるのだろう。クラシック音楽の世界ではとくに、コンサートのあと奏者に馴れ馴れしく近付いて、サインをねだったり写真をとったり会話を求めたりするおっさんが多いようにおもう(”おっさん”というところがミソ。若者じゃないし、女性でもない)。しかも、昔から。日本特有の現象かと思ったらそうでもないらしい。これが歌手だとまた違ってくるようだが(中年女性率が高い)、よほどアイドル的人気のある若手奏者でもなければ、たとえば老年指揮者や老年器楽奏者に掟無用で接近するのはたいがいおっさんである。クラシック音楽家は日本ではけっしてシノギの多い職業ではないから、きもいおっさんであっても引き攣った笑い顔で迎えないとレコードの売り上げに影響する。かわいそうだな。たとえばすわないさんなんか、オッサン心情を逆手にとって成功している感もあるが、本人的にはどうなんだろう。ゴミ箱をあさられたりしていないことを祈るばかりである。私は死んでしまった音楽家ばかりを追っているので、さしずめ屍体愛好者か。「ネクロマンティック」という吐き気のするドイツ映画があったが、案外それと表裏一体なところにいるのかもしれないな、と入手したサインをなぞりながら思うのであった。合掌。

2003/10/5(日):

フツーの生活がしたい。なんだか毎日「変」だ。刺激のある生活なんてまっぴらだ。フツーの生活がしたい。うー、ツカレタ。「サムライ・フィクション」をやっと観た。演技もタテもヘタすぎるよー。パロディ狙うんだったらなおのこと締めるとこ締めないと。B級カルト映画好きなら気に入るかも。ホテイでかいなー。

2003/10/4(土):

なんだかいろんな音楽のゴッタ煮だな。「踊る」を見ながらの感想。「海」フィナーレの剽窃はなんだかあまりにお粗末だが。原曲を知っていると笑ってしまうことがあるのはいつものことだ。ジョン・ウィリアムス以来の定番。さて、CD編集ソフトがどっかへいってしまった。一時期インストールしたあとはCDを捨てていたことがあり(もちろんまさか全て初期化するなんてことないと思っていたから)そのときに併せて捨てたんかなー、と鬱。LPのCD化計画はまたも頓挫だ。ちなみにMD化ははっきりいって音質がかなり落ちる(アナログ音源だからこそ、かも)ので最近はやらない。音場が狭いのだ。でもまあ、とりあえずパソコン環境的には落ち着いたので、よかった。・・・あ、プリンタもデジカメも壊れてる・・・。

2003/10/3(金):

またダブった。ネットオークションで落としたフルトヴェングラーの高価なCD。オークションページ上に記載されていた録音年月日が、ヤッパリといったらいいのか、違っていた。既に持っているものと同じ日の録音だった。こういうのはちゃんと念押しで聞いておくべきだったな。でもまあ、もうオークションから足を洗います。

2003/10/2(木):

寝てない。昼間でもついついうつらうつら。さいきんやたらと飲んでいるが、今日はさすがに胃が痛くなった。そろそろ音楽不足がキだしたので、帰り道ショスタコを聞きながら帰った。ショスタコは単純でいいなあ。内容は複雑なのに音楽はすこぶるシンプルだ。プロコフィエフが「単純さ」こそ一番難しいと言っていたが、ショスタコはいつもの早書きでさらっと描いてみせているのがすごい。うん、いい。まあ今日はこの一曲でかんべんしといたるわ。

2003/10/1(水):

ばたばたしております。すいませんここ何日か音楽聴いてません(泣)ので盤評お休んでます。やっと自宅パソコンが復旧し、遅れ馳せながらつなぎ放題に!・・PHSだから遅いんですが(しかも32K)。あ、マシューTVでハクバのアルバムを薦めてる・・・でもこれ私もお勧めです!大量写真を整理するには丁度使い易いのです。うちにも一山できてます(泣)でもデジカメ持ってない・・・(正確には壊れてしまった)。そういえば、ネット接続環境も整ったという事でこのページ、ちょっとリフォームします。正確にはごちゃごちゃした情報を読める状態にリフォームします(それ以上のことは無理です(泣))。まあ、あんまり人もこないページやし、のんびりとしてます・・・って夏休みにやるはずだったのにもう秋バリバリ(泣)書評コーナーも花火みたいに打ち上げておいてメンテしてませんが、じつはこれを書いたころに大掃除をして、音楽書を僅かな基礎資料以外ぜんぶダンボール詰めしてしまってしまったのでした。その直後から数年いっさいクラシックから離れていたので、ページも凍結状態でした。いま、そのブランクを埋め合わせするように尋常じゃない聞き方をしているのですが、転勤もろもろ多忙でここ数日聴かないでいたら、なんか冷静になりました。ウン万円もする某大作曲家のサイン、買うなんてやっぱばかげてるよなー。今日、思わぬ巨額出費もあったし、あきらめるか。鬱です(主として金銭面で)。

2003/9/30(火):

送別会でへべれけになって帰宅したら、ヤフオクで入札していたCDが他人に落札されていた。ガーーーーン!!!明日から新天地で頑張れる・・・のか?おれ。

2003/9/29(月):

なかなかモノゴト巧くいかないモノだな。ちょっとスランプである。あと2日で転勤だ。やれやれ。

2003/9/28(日):

テスタメントの発売予定はあてにならない。バルビローリ/ベルリン・フィルのマーラー「復活」ライヴ正規盤、店頭情報では最初9月上旬だったの、9月下旬になり、9月25日になり、そして今もってまだ発売されていない。10月になるのは確実だがいつになるかは確約できない、とは渋谷タワレコの店員言。テスタメント、以前もなんか同じような遅延をしていたような気がする。。。テンシュテット/ベルリン・フィルのマーラー(番号は諸説あるよう)もほんとに出るのか?テスタメントは権利関係を綺麗にして複数メーカーにまたがった幅広い歴史的録音の発掘を行っている良心的なレーベルではあるのだが。さしあたってCD−R盤が手元にあるので間に合ってはいるが、音質に大期待なので、遅延してもいいからぜひ良い音で復刻してほしい。ちなみに発売予定の2、3、6番はいずれも海賊盤(CD-R含む)では既出。

2003/9/27(土):

おもいっきり晴れました。気分爽快・・・と思っていたら何この暑さ。体壊すわ!でもどことなく秋らしいスルスルとした空気の感じが心地いい。こんな日はフランス歌曲だ!と意気込んだはいいが、言葉がわからず、むにゃむにゃのままに夜が来た。・・・あしたも晴れるかな。

2003/9/26(金):

しまった。店頭で試聴したところよさげだったので、デビッド・ボウイの新譜を買ってしまった。ところが聴いてみたらぜんぜん違う。どうやら試聴器の操作を誤って、一緒に入っていた昔のアルバムのほうを聴いていたらしい。私は5、6年前までのデビッド・ボウイがテクノがかっていた頃が好きだ。多少でもスタイリッシュな音楽をまだやっていたころだ。裏をかえせば、ロックロックしたデビッド・ボウイには思いっきり興味無し男くんなのである。・・・2枚組を聞きおわって溜め息一息、はー・・・。それにしても洋楽については最新のものを追う気もせず、ただ昔から好きだったひとばかりを追っかけている。一時ハマったテクノもすっかりご無沙汰だ。安心して聞ける昔から知っているアーティストに固執するって、ひょっとして世間一般に言う「キモい」たぐいの「ヲタ」なのだろうか(略して「キモヲタ」)。いや、そう中傷されたもんで。まあ、いーや。えみねむ?誰それ。オヤジはオヤジなんだから、オヤジらしく昔の趣味を固持し続けますよ。誰にも止められぬ。

2003/9/25(木):

ネットをやっていると時々ひどくイヤになることがある。文字という不自由な記号を使って、ホンネに近い感情をむき出しにして対峙する人々。じっさいに会って話せばそんなにこじれることないのに、ネットというバーチャルな空間においては皆まるで獣のようにただただ互いを罵倒しあい、結論も出ぬまま果てしない粘着合戦を繰り広げていく。実際に殴り合った経験も無いような者が、ぶっ○ろしてやる、とかいう台詞を平気で書き込み、ひいては現実との区別がつかなくなって犯罪に走るバカまで出る始末。まあ、そういう殺伐とした世界を経験していく事でも人は強くなれるのかもしれないし、たとえば文筆で身を立てようという人などはそういう修羅場をくぐってよりよいものを産み出すこともできるだろうし、意味が無いとは言わないが、それにしても、なんて人間って醜いんだろう、と思ってしまうことが少なからず、ある。まあ、そういうやつは「回線切って首くくって氏ね」とか言うんだろうな、奴等。まあ、しばらくネットに近付かないのが一番だ。そんなことを考える今日このごろ。

2003/9/24(水):

音楽酔い、だ。音楽を聴きすぎると起こる。軽い宿酔いにも似ている。そんなときは頭からなんにも音が聞こえなくなるまで聴かないことだ。耳休み耳休み。パソコンが帰ってきた。これから初期化された各種ソフトをインストールしないと。めんどくさ。ああ、秋だなあ。

2003/9/23(火):

槍ヶ岳登りたいなー。それはいいとして、椎間板ヘルニアはよくなってきているのか?相変わらず腰は痛い。消炎剤、痛み止めが効いているんだかどうなんだか。寝転がってばかりいるので体重が2キロ増えた。スナック菓子の食いすぎで胃が痛い。ということで胃薬も飲んでいる。飲みながら、渋谷で買ってきた「東京人」バックナンバーに目をとおす。東京の寺・仏像特集なのだ。今でこそあまり行かないが、2、3年前には各所の寺社を撮ってまわっていたワタクシ。東京唯一の国宝建造物「正福寺地蔵堂」(私は3回行って1回は中を見せてもらった)が表紙のこの雑誌の中にワタクシのご近所発見。いろいろとキナ臭いトラブルでも知られる九品仏浄真寺である。この寺、昔荒俣宏さんも書いていたように、江戸時代はいわば仏教テーマパークだったような場所。「血染めの衣」などの七不思議物件もあるのだ(見たことはないが)。そして圧巻は9体の大仏像。3体ずつ上品・中品・下品と各堂宇に分けられている。小さいころはよく広いこの寺の境内で遊んだものだが、汚れたガラス窓から覗く薄暗い仏殿の中に鎮座する仏像はちょっと恐かった。ところでこのクラスの大仏(座高2、3メートルくらいか)、江戸時代にけっこう流行ったようである。最近の本には余り出てこないのだが、大井町に「大井の大仏」というやはり金色の大仏のいるお寺がある。浄真寺同様そんなに古くはないのだが、のしかかってくるような3体の巨像はなかなか迫力がある。・・・なーんてことこのページで書くべき内容じゃなかったな。ごめんなさい。おしまい。今秋も京都行きたい。

2003/9/22(月):

台風一過とは思えない寒さだ。今年は誰がなんといおうと異常気象である。渋谷に用事があって出たのだが、見たい映画もなくぶらぶらしているうちに自然とタワーに入っていて、欲しくも無い盤をたくさん買ってしまった。最近ボックス流行りでザンデルリンクやミュンシュ、マルケヴィッチにカラヤンなど、いろいろな企画盤が廉価で出ている。たいていのボックスは持っている盤とダブるものが多く、それでも単発で買うより安いものだから買ってしまう。今日はムラヴィンスキーのチェコ録音集を買ってしまったが、半分くらいは単発で集めていたもの。なんかもったいない買い方だ。

2003/9/21(日):

いかん。今日はほとんど寝ていた。このページの再編集作業を地味にやっているのだが、今回の休み中では完了しそうにない。とほほ。

2003/9/20(土):

そろそろ残暑も終盤か。今日はきのうと打って変わって氷雨の状態。衣替えをするタイミングをはからないと。ところでどうも低調である。昨日、仕事上寝耳に大水の出来事があったので鬱だ。「少林サッカー」を見てあまりのくだらなさにちょっと回復したけれども、今日も結局料理くらいしかしなかった。あとは寝ていた。しかも料理失敗した。鬱だ。京都行きたいなあ。でも紅葉のころ自分がどーなっているのかわからないからなあ。鬱だ。音楽を聴く元気もない。最近湯水のようにオカネを使って買いあさった有名人のサインを並べてみる。カサルス、シゲティ、トスカニーニ、ヤン・クーベリック(ラファエルのおとーさん)、クリスタ・ルートヴィヒ、カラヤン、バーンスタイン、アンセルメ、シェリング、スヴェトラーノフ、ビシュコフ、チェリビダッケ、ショルティ、ブーレーズ、ロストロポーヴィチそしてショスタコーヴィチに手塚治虫(なぜだ)。うーん。貯金が半減するわけだ。悦に入るのもつかのま、使ってしまった貯金をどう復旧しようか、と思うと・・・やっぱ鬱だ。

2003/9/19(金):

スヴェトラーノフの振ったショスタコーヴィチの交響曲第1番。ロシアン・ディスクの表記では1966年12月30日録音となっている。しかしこれが怪しいということがわかった。またもやロシアン・ディスクである。腹立たしいが、ロシアン・ディスクが怪しいというのはハナからわかっていることだから仕方ない。最近手に入れたメロディヤのLP。これには同じショス1が入っているが、1968年12月30日録音とある。まあ、それだけなら2年越しでやった同曲異録音だろうと思うが・・・演奏がどう聞いてもまったく同じ。そこでクレジットの演奏時間を見ると、これが誤差数秒程度しかないのだ!各楽章ほとんど一緒である。ここまできて私はハァと溜め息をついた。またロシアン・ディスクか・・・。どちらが正しいかわからないが、ロシアン・ディスクのほうがどう考えても怪しい。本文ではロシアン・ディスクの表記を記載したけれども、確信が得られ次第書き直します。みなさん、ロシアン・ディスクには気をつけましょう。まだ健在のレーベルです。

2003/9/18(木):

歴史的録音の復刻も最近はかなり苛烈になってきて、廉価合戦が起きている。そんな中、今までLPでしか聞けなかった音源も手ごろな値段で手に入るようになってきている。復刻待望久しいバルトークのピアノ協奏曲第3番、シャーンドルの若々しいタッチが光るオーマンディとの初演コンビ盤がPEARLのバルトーク初録音集に復刻された。もっとも音はこもりがちでシャーンドルのシャープな打鍵音がかなり弱められており、3楽章などテンポが落ちてたどたどしくさえ聞こえる。パールの復刻はあまり音が良くないので仕方ないのだが、この演奏の完成度をちょっと貶めるような復刻音になっている気もしなくはない。メシアンについても、歴史的録音がACCORDから復刻されてきている。これが最初の復刻ではないが、ル・ルーによる作曲家監修盤(おそらく初録音)の「トゥーランガリラ交響曲」。メシアンのピアノが聞ける「アーメンの幻想」(セカンド。ファーストはイヴォンヌ・ロリオ)、同じくメシアンがピアノを受け持ち、初演のパスキエ・トリオのメンバー他が加わった名高い「世の終わりのための四重奏曲」、この2枚については今回が初CD化だったと思う。前者はそうとう悪い状態のLPでしか持っていなかったため、嬉しい復刻だ。ご興味があればこれらに接していただき作曲当時の雰囲気を味わっていただきたい。
自作自演マニアの私からのお知らせでした!

2003/9/17(水):

あいかわらず暑い。病院に行ったら椎間板ヘルニアと言われた。いやー、暑い。

2003/9/16(火):

「座頭市」を観た。面白い。人斬りというものを、血しぶきを挙げ生傷を晒させながらリアルに描こうとしているところに、黒澤時代劇へのオマージュ的なところを感じさせる。CGを刀の切っ先が体を貫通するところやばっと血煙がたつところにさりげなく使っているのが面白い。むしろやられたー、
といった感じがした。みなやりたがっていたホントウのチャンバラ、殺戮の場面の再現というものを、たけしはやってのけたのである。これが新人の作品だったなら、顔をしかめられ無言の圧力で従来通りの血も流れなければ傷痕も無いチャンバラ映画に直させられたのではないか。たけしだから許されたのだなあ、と思った・・・黒澤が「用心棒」で噴水のような血しぶきを描いても、何も言われなかったように(いや、言われてたのか?)。続編を作るつもりがないな、とも思った。タネあかしをされてしまった座頭市・・・見ていないかたのために明記しないが・・・はちょっと詰まらない感じもしなくもない。まあ、中間で若干飽きるところもあるし、ガダルカナル・タカの役どころがいまいちはっきりしなかったり、筋が結果としては単純で拍子抜けするところもあるし、浅野忠信のあまりにあっさりした死に方・・・まあ、北野映画の典型な死に方だけれども・・・が面白くないし、何より全般あまり江戸時代っぽくないのが気にはなったが、まあ、たけし流ネオ時代劇といったところで、それはそれでいいのだろう。黒澤の時代劇が日本離れした西部劇ぽい雰囲気を持っていたのと同様に。音楽はちょっとかっこよすぎ。もっとプリミティブだとよかったのに。ずいぶんとリズミカルな映画で、新境地だとは思った。社前での全員の踊りはおまけみたいなもん。最後で市がつぶやくセリフはたぶんいちおうテーマなのだろうが、ちょっと違和感があった。この映画は娯楽作品、テーマなどいらないのに。まあ、かなり贅沢に盛り込まれたタテ・・・市演ずるたけしは異常な迄に刀裁きが巧く、独特で、とても速く、凄いとしかいいようがない・・・だけを楽しんでも十分おつりは来るでしょう。今日もトロントで観客賞をとったようだけれども、賞をとるような格式ばった映画ではない。たぶんエキゾチシズムとたけしの独特のセンスが外国人に受けているだけだろうが。「HANABI」のほうが圧倒的に名作だが、エンターテイメントとしては最もうまくできた北野映画である。

2003/9/15(月):

夏のような陽気が続く。渋谷に出たらいつもよりは若干空いている気がした。暑くて皆外を歩きたがらないのだろう。なんとなくシェーキーズでピザを食べる。何年ぶりか。昔のクセで食べ過ぎた。もうイタリアンはいーや。再び外へ出る。いつもながら、外人の多さに感心する。そういえば日本人も日本人らしくない。真っ黒に日焼けした派手な服装の若者、まっしろな肌で日傘をさした中年。黄色人種がいない。どこへ行ったんだろう。と見るとおお、地味な服装のいかにも黄色人種が何人かいる。そばを通り過ぎるとき、声が聞こえた。・・・中国語だった。

2003/9/14(日):

あたた・・・外飲みした翌日は確実に宿酔いするようになってもうた。まあ休みの日なんだからいいか。ごろごろしてたら買い物の時間になって、あとはオーガニックパスタでボンゴレ・ロッソを、三陸産のめかじきをオレガノソースで焼き、バルサミコベースの白インゲンとレタスのサラダを作る。熱い日の夜はイタリアンだ。キーンと冷やしたドイツのデザートワインと一緒に束の間の優雅な時間をすごす。デザートはランブータンと巨峰。はじめて食べたランブータンはあんまり食感がよくない。小タマネギを砂糖で煮たやつに似た歯ごたえ。まあ、いーや。パスタはちょっといろいろ味をつけすぎた。全粒粉のパスタしかなかったので使ったけど、麺自体に味がついているから、そもそもロッソ向きじゃないのだ。まあ、いーや。不良品のCD返品を求めるメールはなしのつぶて。ネットでの買い物の難しさを実感した。ちょっと足を伸ばせばレコード屋がある環境に住んでいる人は、ネット通販やオークションはよほど廃盤で好きなものが出ない限り、手を伸ばさずに、素直に足を伸ばして店へ行くべきだ。試聴もできず領収証も出ない、ネット販売の危険性に少々嫌気がさしている。オークション、今日でおそらくほとんど入札分終了するはずだ。もう新しい入札はしまい。もうちょっと地に足のついた収集家を目指さねば。

2003/9/13(土):

レッズ大敗。たはー。ま、それはいいとして、何度も書いたが今私は体じゅうを壊している。昨日も病院だった。さいきんの日記を見ていただければ分かるが、私は今、尋常じゃない浪費癖に襲われている。診療の最後にそのことを告げると医者がやっぱり、という顔をした。なんと、浪費癖に陥る薬があるというのだ。しばらくは処方を変えないが、自分の裁量で薬の量を調整しなさい、と言われた。なんでも病気のせいにするのは嫌だが、これまで貯金を取り崩してまで買い物をする(ほとんど音盤か本か「サイン物」である)自分に歯止めが利かないことに強い不安を覚えていたのでむしろほっとした。でも、昨日に関して言えば手後れだったのだ。なぜなら、医者に行く前にレコード屋に寄ってしまっていたのだから!

2003/9/12(金):

ろくなことがない。ネットオークションで手に入れた盤が不良品。レア盤で期待させただけにはっきりいってかなりへこんだ。完全不良品ゆえ、どうにもならない。返品できるだろうか(めんどくさい)。ポリスのベスト盤「CLASSICS」の米盤が手違いでレアトラックが入っていると聞いて入手したものの、初版だけだったようで手元に届いたのはふつうのベスト盤だった。がっくり。ストコフスキのニューヨーク・フィル盤2枚入手するも、ひとつのケースが壊れていたことに帰宅後気付く。ヒンデミットのコンチェルトでコンドラシンがバックを振っている奴を競り買ったら、山野楽器で新品が、入手価格の1/3で売っていた。最近中古屋ばかり通っていて新品屋に行かないからこうなるのだな、と反省。まだまだあるのだがまあ愚痴ばかり書いても仕様がない。こんな細かい不幸せがじくじくと私の脳髄を虫食んでいくのであった。明日から2度目の夏休み。明日はサッカーにでも行ってくる。

2003/9/11(木):

中古屋に大量にCD−R発見。その中からテンシュテットのブルックナーをまとめ買いしてしまいあとで禿しく後悔。ブルックナー、持っているだけで聞いてないものが何枚あるのか、数えるのが怖いくらい。グレートコンダクターシリーズでロジンスキとシェルヒェンが発売。即入手。ロジンスキのラフ2は物凄く状態の悪いLPしかなかったので楽しみ。まだ聞いてない。テスタメントのバルビ「復活」ベルリン・フィル・ライヴ盤はまだ出ていないようだ。正式発売月末だからまだ出ないか。ストコフスキのラフ2、MUSIC&ARTSのあまりにヒンソな録音が気に入らないのでLPで買い直す。やはり音はいいとは言えないもののCDに比べ「抜け」がいいように思う。あしたはCD買わない宣言だ。いや、月末まで買わないぞ。経済的に破綻しかかっているからな。今日、ショスタコーヴィチのサインをウン万円で買ってしまったのだ。。。

2003/9/10(水):

今日はもうスティングの新譜を聴くので手いっぱいなので、クラシックにかんしては何も書けない。といいつつ若干は書いたが、アタマはスティングでいっぱいである。ああ、今度のツアーはいつ頃になるのだろう、前回同様ネットで先行発売すると思うけど、今度はCOMPAQじゃないかなー、どこが後援するんだろ。ぜったい全部行く。会社辞めてでも行く。ずいぶんと多彩な音で一頃のピーター・ガブリエルを思わせるけど、曲的にはけっこう過去の作品のオマージュっぽいところあるな。今ごろ打ち込みドラム導入するなんてイカしてる。にしてもコーネリアスはすごいな。たしかに前の曲のアレンジかっこよかったけど、今回スティングじきじきにご指名とは。スティング作品としては懐かしいスモーキーなサウンドで、なかなか雰囲気ある。それにしてもオザケンはどこ行ったんだ?世界のオザワは子供向け啓蒙アルバムとか作っているわけだが。

2003/9/9(火):

これだけ音盤を買っていると不良品にも少なからず当たることがある。今までで一番ひどかったのはDECCAのビーチャム指揮シベリウス7番のCD。全く別の古典派の曲がしかもランダムに入っていたのだ。しかし当時無知だった私はそれをシベリウスの7番と思い込み、あとで赤面する事態に陥ったことは言うまでもない。そのときにはレシートなんかもどこかへいってしまって、店にクレーム返品しようにも時既に遅し、仕方なく今もCD棚を飾っている状態。ちなみにホンモノのビーチャムのシベ7は未だに未入手です(悔しいから)。過日、グリエールの交響曲第3番「イリヤ・ムーロメッツ」の完全版を買った。シェフは熱演で名高いファーバーマンとロイヤル・フィル。おそらく完全版として今手に入る唯一の録音である。通常「イリヤ・ムーロメッツ」と呼ばれるものはじつは短縮版で、45分程度の曲なのだが(それでも十分大曲である)、この完全版は2枚のCDにわたりじつに計92分強という、ブライアン「ゴシック交響曲」並みの超大曲となっている。通勤の車中、ホルン9本ペット5本ボントロ4本にチューバの分厚いブラスに胸躍らせ、あるいは木管楽器のチャーミングな音色に夢見心地で聴いていたところ、不意に「プツン」。CDポータブルプレーヤーのリモコンに、TOC読み取り不能を示すSORRYの文字が。揺れに弱い盤はときどきある。私はしばらく静かに置いてみたりしたが、5、6秒くらいは聞こえるもののすぐプツンと音が切れる。でもCDは回りっぱなしで停止ボタンもきかず、器械が壊れたのかと思ってCDをかえてみると普通に聞ける。これは不良品だ!・・・しかし、これを返品してしまうと、またいつこの盤に出会えるかわからない。とりあえず購入した中古屋に持ち込むと、店長さんがCD用ブラシで裏表くまなく拭いて(レーベル面の手垢も聴取に影響するとのこと)プレイヤーに。すると・・・なんの支障もなく聞こえるではないか!汚れの問題だったのか!ニコニコ顔で帰り道、ふたたびプレイヤーにCDをかける。すると・・・プツン!これは器械とCDの相性の問題なのか?とりあえずポータブルプレイヤーでは駄目なようなので、家へ帰って平置きプレイヤーからMDに落として聴くことにした。そしてたしかにちゃんと聞けるのだが、何かがおかしい。やたらと小さな雑音が入るのだ。埃にひっかかったような音は、気にしまい気にしまいと思うほど気になる。もう一回返品に持っていくべきか、このままコピーディスクで聞こうか。なんともはや、めんどくさいことである。

2003/9/8(月):

このトップページ、文字数が多すぎ。そろそろ限界だ。ワードパッドで編集しているのだが、文章の一部が消えてしまったり、奇妙な文字化けを起こしたりとヤバい。いよいよ全面改装の潮時か。当初は思う所あって作曲年代順に曲紹介していたけれども、曲によって明確に作曲年がわからないものも多いし、面倒だから素直に作曲家・曲名ごとにまとめてしまおうかと思う。あと、昔書いた音楽書紹介やカルテット演奏日記なども整理していこう。ここで書いたカルテットは無期限活動停止状態で、今はリンクしているシマダなる人物のホームページ上で別活動し始めています。ご興味の有るという非常に奇特なかたはリンクから飛んでいって探して下さい。それにしても我ながら読む人に配慮しないページだなあ。。

2003/9/7(日):

お気づきになった方もいらっしゃるかもしれないが、ここ一週間の盤評で消えてしまったものがある。パソコンの調子が悪く、古いデータに上書きされてしまったようなのだ。ところが自分でも、何が消えたのか思い出せないという始末。少なくともコンドラシンのカリンニコフ1番は消えてしまったようだということはわかった。あと、スヴェトラーノフのラフマニノフ2番、ソヴィエト国立の旧盤。前者はボロカス、後者は主に録音でベタホメ、というような内容だったことは覚えているが、今ふたたび聴いてみると前者は悪くない。聴取状況によるのだろう、今はちいさなスピーカーで聴いていたのだが、前に聞いたとおりスカスカな音かと思っていたら、なぜかそこそこ充実した響きに聞こえる。そして終楽章が客観にすぎると書いたのだが、今回は統率のとれたアンサンブルで聞かせる、というような感想に。たぶん前に書いたほうが正しい評とは思うが、再生機器によっていろいろ印象が変わるのだな、と実感した。にしてもこの2つ以外、何が消えたんだろう・・・とりあえず近いうちにこのふたつは再度書きます。どちらも個人的に入手までドキドキした盤なので(後者はメロディヤのロシア音楽アンソロジーシリーズの1枚で、入手が難しかったのですが、なぜか最近別レーベルから再発されました。入手はお早めに)このくらいの手間は仕方ない。ただ最近の乱聞き状態に一寸反省。今日はコンドラシンのシベリウス3番の洗練された演奏に感動したけれども、何度か聴いてから書こうと思います。

2003/9/6(土):

とうとうパソコンを修理に出す事になった。最高7万円かかると。原価10万円なのに。鬱。。。
なのでパソコンからレコードプレーヤーを外してMDデッキに接続し直した。さっそく録音しようとすると勝手が違うので面食らう。きちんと編集出来ないのが何より面倒だ。やれやれ。3週間はコレでいかなくては。ところで、カウフマンの演奏したヴォーン・ウィリアムズのヴァイオリン協奏曲3種類を聞き比べたのだけれども、どうも同じ演奏のように聞こえる。特に楽団違い指揮者同じの2枚は(さいしょは違うと思ったのだが、何度も聞くと同じくさい)。うーん。もうちょっと聞き込んでから本文に書きます。ちなみにカウフマンはアメリカ往年の名ヴァイオリニスト(両親はルーマニア出身)で、技巧もずばぬけてますが、音が昔の映画音楽のように甘美でなまめかしいのが特徴。それもそのはずロス・フィル時代に「風と共に去りぬ」を始めとする映画音楽で活躍した人なのでした。他にも多数のオケでソリストとして活躍していたとのことで、ミヨー自作自演の協奏曲を録音していたりします。先に挙げた中の一枚のジャケット写真はなんとマン・レイ撮影。今どうしてこんなに知名度低いのだろう。昔の文献にはたまに出てきますのでお見知りおきを。

2003/9/5(金):

パソコンをとうとうセットアップし直ししなければならなくなった。。鬱。。。
なぜか3種も集まったルイス・カウフマンのRVWのヴァイオリン協奏曲、レコードからCDに焼くのはひとまずお預け。同曲異演といえばアンセルメの「海」がレーベル表記上は5種(スイス・ロマンド4種、N響1種)も集まってしまった。しかし57年の録音で10月録音とあるものと11月録音とあるものについては、演奏時間が1、2秒しか違わないのでたぶんどちらかが誤り。多数決で10月となっているほうが誤りだ。ストコフスキのカルミナ・ブラーナの例もあるし、日本盤でも間違って表記されることもある、と改めて認識。中古屋の店員が、ムラヴィンスキー特集をやったら記載録音日がめちゃくちゃで困ったと言っていた。そういえば日本盤でもムラヴィンスキーの追悼として出されたあたりのCDには録音年月日がどこにも書いてないものもあって非常に面倒くさかったことを思い出した。でもまあ、こんなのはマニアかヲタのこだわりの世界なのだけれども。アンセルメの海、いつ聞こう。。

2003/9/4(木):

風もなんとなく秋めいてきたような気がする。夏は好きだが秋も好きだ。今年は夏らしい夏が少なかったけど、秋を長く楽しめればいい。ところでまたもや失敗。。ロジンスキのラフマニノフ2番シンフォニーのLPをネットでみつけて落札したのだが、タワーのページで見たところ今月末に例のEMIグレートコンダクターシリーズでCD復刻されるとのこと。LPとCDは別物とはいえなんだか損した気分である。もちろんCDも買う(泣)。もうひとついやなことが起こった。CD−R焼き機と化しているパソコンが突然ぶちっと落ちて、壊れてしまったのだ。理由はソフトとOSの相性が悪かったとしか言いようが無い。OS破損でまた一からインストールし直しかよ!・・とさま〜ず三村のマネを一人でしている寂しげな秋の夜長でありました。。

2003/9/3(水):

読めば分かると思いますが最近ロシア人のフランス曲演奏にハマってます。きっかけはムラヴィンスキーの「ボレロ」だったのですが、肝心の「海」はあまりいい出来とはいえず、スヴェトラーノフのほうが多少大振りですが優れていると思いました。ムラヴィンスキーだと「牧神」が一番かな?スヴェトラーノフはラヴェルよりドビュッシーのほうがいい。ロジェストはダフクロがイエダンから出ていますしいろいろあるようですが、経済的理由により手を出していません。どんなんなんでしょう。そして、コンドラシン。かつてレコード屋でいつまでも売れ残っていたフィリップスのコンドラシン/ACOライヴ集がいつのまにか姿を消しているのに気付いたのは最近でした。コンドラシンのスペイン狂詩曲、しかもコンセルトヘボウ?カップリングはガーシュイン?・・・ははは、と、馬鹿にしているうちに売れてしまったのです(スヴェトラーノフの「惑星」も似たような感じで入手しそこなった(泣))。フィリップスはすぐ廃盤になる。このシリーズはたちまち全国の店頭から姿を消し、ネットで破格の高値を付けられてマニア間で取り引きされるようになる始末。私はコンドラシンはもともと好きだったけれども、「あの盤」に出会って耳からウロコが落ちました。あの盤・・・ソヴィエト時代のラヴェル集!機械仕掛けの楽曲たちに正面から組み付いて、立体的で意欲的な生き生きとしたラヴェルを組み立てていく。鮮やかな色彩性は実に意外だった。白黒映画のようにストイックなのがコンドラシン、と思い込んでいた自分の不明に深く反省。それでいろいろ探し回ったのですが、なかなか集まらない。たとえばダフクロ全曲、未だ聞けていません(泣)これが手に入ったら、盤収集やめるぞ!(やめてもこのページに書き続けるくらいの盤はありますので。。)

2003/9/2(火):

変な盤ばかり集まる。まさか手に入るとは思ってもみなかったフルトヴェングラーの新世界。詳細は本文に書いたが、若干プレミアはついていたものの、悪い演奏ではなかったので、あくまで「ロマン」として購入してみた。あれ、9月に入ったら買わないハズではなかったのだろーか。といいつつヤフオクでたくさん入札中。いや、これらを落としまくったらもう買わないぞ。だいたいなんのために買いあさっているのか自分でもわからなくなってきた。やれやれ。ところで本文中で同じ演奏を何度も重複して評しているのをまた発見。ごめんなさい!2週間後くらいに直します。

2003/9/1(月):

9月なので心機一転、総括のようなことを。
読んでいただければわかるとおり、ここではLP、CD、CD−Rをあまりわけへだてなくごっちゃで書いております。というのもとくにLPについては知らないうちにCD化されていることが多いので、これは「LP」だ、と明示しがたいのです。CD−Rはなるべくレーベル名に「CD−R」と付記するようにしておりますが、最近はすぐに正規CD化されるものも多いので、表示すべきではないのかもしれない、と思っています。EP等もありますがたいていはLPでも出ているので区別の必要はないでしょう。ちなみに海賊盤の扱いについてはちょっと読んでいただければわかるとおり正規と同等としています。私は基本的に店頭売りしている盤しか扱っていません。店頭で売られているということは、暗黙のうちに容認されているとみなしているからです。海賊盤も最近は正規で出直しになる場合が多いのですが、いちいち買い直していません。どこのCDレーベルで出直しになったのか、できるだけ追ってレーベル名に追記するようにはしていますが、追いきれないことのほうが多いので、ご容赦ください。ちなみに演奏評価は独断で決めてますが、◎がおすすめ、○は聞ける演奏、無印はそれ以外です。昔つけていた△はお勧めできない盤ということでしたが、ただ自分だけの好みでいちがいに否定的な評価をすべきではないと思って最近はつけていません。演奏だけでなく当然録音状態も考慮して決めています。

・・・ちょっとこんなことを言ってみたりする。


ところで最近気になっていること。「・・・については皆さんすでにご承知のとおり、」という言い回し。私も使ってしまうことが有りますが、こういう言葉を使う裏腹には、あんたたち知ってるのお?、フフン、知らないなら勉強して出直せ、という尊大な態度が隠されている気がしてなりません。ウンチクバカの典型。このページは「はじめに」に書いているとおり、もともとマニアしか相手にしませんと銘打ってしまっているイタいページです。だから自己矛盾してはいるのですが、まあ、自戒も込めて、こういう人によっては眉をひそめるような言葉の扱いには気をつけよう、とネットサーフィンしながら思いました。


2003/8/31(日):

朝は冷えたが昼はアチチで夕方ふたたび冷めてくる。夏の終わりはいつも変な天気。プロコフィエフの「炎の天使」が聴きたいなあ。トスカニーニのサインとシゲティの書簡を飾るための額縁をさがしに行った。ヤン・クーベリックのサインはどう飾ろうか思案中。でも部屋にトスカニーニのサインが飾ってあると、気分的に引き締まるなあ。悪いことができないや。

2003/8/30(土):

思い切ってプロコフィエフ選集を買った。一部所持盤とだぶるが、没後50年記念盤ということで、プロコフィエフ自身が歌った「イワン雷帝」の一節が入っており、またマルケヴィッチの「鋼鉄の歩み」組曲も聴いてみたかったので、買った。ああ、今週はオソロシいほど買っている。1/3は間違ってダブリを買っている。9月になったら音盤絶ちをするヨテイだ。できるだろーか?

2003/8/29(金):

以前スヴェトラーノフのラフマニノフ交響曲第2番の旧録はみんなボリショイ劇場管の演奏だと書いたが、どうやらやっぱり違うみたい。。イエダンだけが勘違いしていたようで、例のロシア音楽アンソロジーにおさめられているメロディヤ録音はソヴィエト国立の演奏で間違い無いようだ。ボリショイと録音時期は近いが別物のよう。ああ、自分の耳が信じられなくなる(泣)学生さんは夏休み最後の土日ですね。来週から電車混むなー。

2003/8/28(木):

やっとショスタコーヴィチの交響曲第1番が理解できたと思ったのだが、スヴェトラーノフのライヴを聞いたらまたわからなくなった(泣)とほほ。。結局若書きの習作なのかも。。それにくらべてグリエールの聴き易いことといったらない。個性のかがやきという点では雲泥の差があるが、個性は強ければいいってもんじゃない。「タコ1」やるくらいなら「グリ3」やってください。生演奏で聴きたいなあ。

2003/8/27(水):

やっとショスタコーヴィチの交響曲第1番が理解できた。結局聴いてきた盤が悪かったということか。初々しさがス・テ・キ。

2003/8/26(火):

暑いと思ったらまた涼しい。結局冷夏であることには変わり無いのですね。ガクセイさんはもうすぐ2学期。最後の休みを楽しんでるんでしょうね・・・うらやまし(笑)。今日はもったけど、あしたは雨のもよう。やれやれ。

2003/8/25(月):

マーラーを日常聴き続けるのは難しい。面白いのはわかっている。しかし、一時間をゆうに越える作品を、勤労の合間にいくつも聴くわけにもいかない。結局もっと短い曲を聴いてしまう傾向にある。マーラーは一時期かなり傾倒したので、まだ聴いていない盤が山ほど残っているのだが、手をつけないまま半年くらいが経つ。うーん、義務的に聴くのはあまり健全な聴き方とはいえないしなあ。。
困った。

2003/8/24(日):

バーンスタインは「楽章抜粋」をよくやっていた指揮者なのだな、と思う。
交響曲の楽章を抜粋してコンサートにかけるというのは、作曲家によっては言語道断ともいえる行為だろう。アイヴズのようなもともと寄せ集め組曲であったならともかく、たとえばベートーヴェンなどのように全楽章揃ってはじめて設計が生きてくる作品においては禁じ手ではないか(まあ、「合唱付き」終楽章抜粋は有り得ようが)。手元にはイスラエル・フィルとやったコンサートの記録として、マーラーの「復活」の終楽章がある。マーラーの初期は割合と組曲ふうであったりするので(とくに2、3番)こういう抜粋は聴く側としては余り違和感はない。しかし、リンカーン・センターの柿落とし公演の記録、「千人」の第1部になると、「え、これでおしまい?」的な宙ぶらりんの感覚に襲われる。こういう抜粋はシェルヒェンのライプツィヒ盤くらいしか知らない。楽曲の派手な部分だけを取り出してコンサートにかけたような、非常に浅薄な感じをおぼえる。ショスタコーヴィチの「革命」の3楽章を抜粋演奏した記録も残っている。これなどいかにもバーンスタインの好きそうな暗くも美しい諦念に満ちた楽章だが、やはりこれだけ聞かされても・・・と困ってしまう。バーンスタインといえば白黒テレビ時代に啓蒙的な音楽番組をやっていた。それこそ抜粋の連続である。バンスタという特異なパーソナリティを持つ人間にだけ許された行為だったのかもしれない。そのバンスタを追悼するためにメータが選んだのが、マーラーの3番終楽章であった。最後まで楽章抜粋だったわけだ。

2003/8/23(土):

今年一番の暑い日となったきょう。やはり暑い。暑いので何も書く気がしない。以上。

2003/8/22(金):

パソコンの調子が悪すぎて夏休みホムペ・リフォーム計画を断念。そして代々木のジュラシックパークアトラクションへ。腰が痛かった。帰ってポリス/スティングのシングルB面を編集してCDをつくっていたら夕食のしたくの時間になっていた。今日はなんだか何やってたんだか、って感じ。

2003/8/21(木):

やっと夏に戻った。でも天気は依然くもりがち。今年初めて扇風機をつける。またダブリCDを買ってしまった。金無いのに(泣)まあこれだけ音盤集めてしまったらダブリの一つや二つはあっても・・・って十はゆうに越えてるぞ。寝かせておいてネットオークションにでも出そうか、中古屋だと今買い叩かれるから。さてトルコ展を見に行った。腰が痛くて閉口したが、まあとにかくあのとんでもない宝石ゴテゴテ短剣の実物を見れただけでもよかった。柄頭にイギリス製の時計をはめ込んであることからしても実用品ではないだろう。中国や日本の陶磁器に金属や宝石の器具を付けてゴテゴテ趣味に仕立てていたのもびっくりした。イスラム国家はハデハデ趣味なのかー。ちょっと異質のものに触れた感じで面白かった。

2003/8/20(水):

やっと晴れ間が見えてきた。夏再来。映画「英雄HERO」を観た。早くから映画館は行列ができて、立ち見まで出る大盛況。本編のほうは、話が見えづらかったけど、映像美は存分に楽しめた。もっと素直な筋にしたらよかったのに。それにしても中国のアクションは凄い(あ、マトリックスのチームか)。戦闘シーンが舞いのように美しい。ちょっとワイヤーアクションがくどいし、荒唐無稽すぎるけど、「リアル」な戦闘ではなく、「幻想」の中での戦闘だから許されるか。この映画の美術は凝っている。独特の碁石や琴などのギミックにも惹かれたが、何より「色」だ。ワダエミ(和田勉の妻君)の色彩の美学が生きている。「乱」を思い出した。そういえば、この映画、言葉を極力少なくして映像に語らせるところなど、クロサワ映画を思わせる。非常に単純でアルカイックな音楽(オンガクと呼べるのか?)も映像を引き立てる。最後まで寝ずに済んだ。今年の夏映画の一番の収穫かな、というところ。帰り道、ポリスの86年再結成ライヴを聞きながら帰った。これ、ヴィデオは持っているのだが質が悪く、音だけでも、と思って購入したのだが・・・あまり変わらなかった(笑)。ま、いいか。

ま、いいかと言えばロシア発掘盤のルーズさ。盤記載の録音年が違うのは日常茶飯(DOREMIから出ているショスタコーヴィチ自作自演盤、ピアノ五重奏曲の録音年1949年は誤りでヴァンガード盤などと同じ音源)、演奏者が違ってみたり(前記のシェヘラザード、D.オイストラフがソロを弾いている盤の伴奏指揮者をアノーソフとしている盤があるが、ゴロワノフのものらしい。私は両方持っているが未検証)、演奏団体が違ったり(イエダンのスヴェトラーノフによるラフマニノフ交響曲第2番、当初ソヴィエト国立になっていたがボリショイ劇場管の誤り。これは他にも誤った記載内容のロシア盤が出ているが、全てボリショイとのものと考えていい。ソヴィエト国立誤りといえばロシアン・ディスクのムラヴィンスキーによるブルックナー交響曲第7番、当然のことながらレニフィルの誤り。今はEMIから正しく出ている)、まあいろいろとあります。でもロシアだから仕方ないと諦めましょう。今に始まったことじゃない。だからロシア盤を紹介するときはどきどきする(笑)。

2003/8/19(火):

こう淀んだ天気だと外にでるのすらおっくうになる。腰が痛くてあまり歩けないせいもあるのだが、どうにも不健康な状態だ。朝からずっとレコードをCDに落としているが、パソコンがまた意味もなくよく落ちる。夏休み中はホムペの改訂をしようと思っていたが、こうも落ちるとやる気が失せる。そのパソコンはスタンドアローンなので例のウィルスに感染したわけではないと思うのだが。それにしても毎日ゴロゴロしているとまた太りそうだ。早く晴れろ。


2003/8/18(月):

「パイレーツ・オブ・カリビアン」を見た。平日の昼間なのに立ち見まで出る盛況。しかし映画のほうは・・・2/3くらい寝てしまった(泣)でも話しは理解できた。そういう映画。カリブの海の美しさとジョニー・デップのイカれた海賊ぶりが印象に残った。ああ、オキナワまた行きたい。

2003/8/17(日):

両国でちゃんこ。腹いっぱいで何故か腰が痛くなった。なんでだろう。

2003/8/16(土):

今日も雨、あしたも雨。あした遠出するはずだったけれど中止になりました。まったく、夏はどこへやら。注文していたテンシュテット/NDRの「復活」を取りに秋葉原へでかけたら、なんとまあ人の渦。今まで会社帰りの平日にしか行かなかったのでわからなかったが、パソコン小僧と外人さんの坩堝となっていた。そのあと新宿へ行ったらこれまた鮨詰め状態。渋谷もあいかわらず人だらけ。ウンザリして家に帰ったらCDだらけ。どうも私は群集に囲まれるのが好きらしいぞ?そうそう、情報としてはちょっと古いがASdiscで出ていたワルターとニューヨーク・フィルのブルックナー8番が復刻されているので、ワルター好きやロマンティックなブルックナーが許容できる人はぜひ聞いてみてください。三楽章は泣かせます。あとは「復活」指揮者キャプラン氏の盤くらいか。私はキャプランの資料集付コニファー盤を持っていたが、肝心の1枚目を前の職場に置き忘れてしまい、紛失状態である。コニファー盤はソニーが復刻したようだが、資料集や5番アダージエットは割愛されているようだ。多分CD-ROM情報もついてなさそう。演奏は私はあまり惹かれなかった。アクが強い。今回はなんとDGからウィーン・フィルを振っての登場だ。シロウト指揮者がここまでいくと快挙といっていいだろう。但し、私は聞かないっす(笑)

2003/8/15(金):

スヴェトラーノフのショスタコーヴィチ交響曲第7番がスクリベンダムから再々復刻されていた。しかも今度はスタジオ録音だけではなく、10年後78年のライヴも同時発売とのこと。こうなったらヴァンガードで出ていたスウェーデン放響の盤も復刻して欲しいものだ。スヴェトラーノフの真価はこういう大規模な音楽で発揮されると思う。もし「レニングラード」が好きで、スヴェトラ盤を聞いたことが無いのなら、ぜひぜひこのどちらかを聞いてみていただきたい。たまにCD新譜屋を覗くとこういうことがあるから気が抜けない(笑)そういえばシルヴェストリのボックスがHMVで1999円という投売り状態になっていて悲しかった。変化に富んでいてとても面白い盤群だったのになあ。。ところでショスタコーヴィチの自作自演で手に入らない盤が二つあって困っている。ピアノ五重奏曲の、ひとつはベートーヴェンQとの旧盤で、マルチソニックとLYSで出ていたというが(どちらも廉価盤だが流通量がもともと少ないので稀少扱いされるレーベル)今はまず新しい状態では購入不可能だろう。どこかが再々復刻するのを待っている。もうひとつは同曲の旧ボロディンQとの演奏である。これはどこかで見かけた気がするのだが、CDではなかったかもしれない。これも待っている状態。そして来週ヘンな盤が来る予定。ショスタコーヴィチ「指揮」の自作自演盤だ。10中8、9は怪しいと踏んでいるが、こういうものがあるとコレクションに奥行きが出る(笑)。こうして今年のお盆が過ぎていく。にしても寒くないですか今日?9月に夏再来を期待。

2003/8/14(木):

9月下旬から10月上旬の天気だと。半そでが肌寒いし、夜は綿布団をかけて寝ている。10年ほど前にこんな冷夏があったが、今年は日本にかぎらず世界中がおかしいらしい。それにしても日高のサラブレッド牧場の管理人、可哀相だったなあ。。台風が一番爪あとをのこしたのが北海道、というのもなんだかヘンである。沖縄はあいかわらず夏らしい。うらやまし。今日はチャイコフスキーが身に染みました。

2003/8/13(水):

まったく変な天気。秋を思わせる爽やかな風。でもあしたは梅雨(秋雨?)、雨模様。夏を諦めて秋をタノシムか、と秋空に舞うとんぼを見ながら思った。今日はなぜかチャイコブーム。チャイ5もいい演奏で聞けば飽きないものだなあ。カルテットの1番を久し振りに弾きたくなった。暑苦しい夏には似合わないが、涼しい夏にはいいかもしれない。あしたはチャイ2を聞こう。

2003/8/12(火):

週末、東京JAZZに行こうかどうか迷っている。日曜には日帰り旅行が入っているので、パスしたいが、先輩の誘いなので迷っている。生ジャズをほとんど見たことがないので、いい機会なのだけれども。ところで今日はまた雨降りだ。今年の夏はほんとにどうかしている。どうかしているといえば私の金銭感覚。洒落にならない量の音盤を買いまくっている。ネットオークションにハマったせいもあるが、ここ2年ばかり余り買ってなかった反動がきているようなのだ。今日はバルビローリ協会盤でバルビローリがバッハの無伴奏他を弾いている盤(バルビはチェリストです)に入札してみたが、対抗入札してきた凄腕マニアに恐れをなして1万5千円で撤退。だがそのぶんの1万5千円をすぐに中古屋で使ってしまった!ひい。明日は一円も使わない予定。・・・今日もその予定だったのだが(泣)。まあいいや。音盤に埋もれて死ぬのもマニア冥利に尽きるというものだ。明日はアンゲルブレシュトのペール・ギュントを書く予定だが、フリッチャイ/ベルリン・フィルのチャイ5になるかもしれない。チャイコといえばハイキンとマルケヴィッチの「小ロシア」も書きたいなあ。エネスコ自演の管楽アンサンブル曲も書かなきゃ。メシアンの「アーメンの幻想」自演盤もそろそろ書かないと。まあどうなるかは明日の気分しだい。そんないーかげんなページに付き合って下さっている皆様、ありがとうございます。あと、チェルビダッケと表記していたところを全てチェリビダッケに直しました!

2003/8/11(月):

夏らしい陽気で楽しくなってくる。お盆週間で電車も空いている。でもCD屋はやっていた。そこで、買ってしまった・・・。今年の夏休みは本格的に音盤整理だ!あしたはマルケヴィッチ指揮ベルリン・フィルの悲愴を書く予定。そんなところ。

2003/8/10(日):

パソコンの調子がまたおかしい。LPを随時CD−R化していっているところなのだが、出来上がったCD−Rが物凄く音飛びする。倍速を使わなくても音飛びする。折角聴きたいLPがあるのに、CD化しないと外に持ち出して聞けない。うーん。困った。

2003/8/9(土):

久し振りにライヴハウスへ。渋谷は今日も雨だった。アフロビートが聞けると聴いて行ったのだが、偽ファンクのオンパレードで少々ヘキエキ。もちょっと練習してから出て下さい。耳直しにスヴェトラーノフのドビュッシー/ラヴェル集を聞く。「亡き王女のためのパヴァーヌ」がとびきり優しくて、思わずボーっとしてしまった。やっぱクラはいいね。そんなところ。

2003/8/8(金):

久し振りにLP漁り。メロディヤ盤がたくさんあって嬉しい。ロシア語のため中古屋の海千山千の店員も内容がわからないらしくて、異常に安値だ。スヴェトラーノフのドビュッシー・ラヴェル(ボレロもあり)集という何だかわけのわからない盤もあった。また、ガウクが指揮したピストンの交響曲というのも恐れ入った(以上二点とも600円くらいでした)。ヒンデミットの交響的変容を指揮した人がどうやら無名のようで、何と読むのかも定かではない。C.フバイ?まあ、いつか暇なときにネットか図書館で調べてみよう。パソコンが壊れかけたがなんとか立ち上がったので、スワボダのヤナーチェク集をCDーRに焼いた。まだまだ焼かなきゃならない盤が多いな。そう、入手したヤン・クーベリックのサインをトップの写真に追加しなきゃ。ヤンさん20代のスクリプトでした。あ、そういえばスヴェトラーノフの「革命」の旧録、言われるほど駄演じゃなかった。盤面状態がいいせいでもあるけど、ひょっとしたらキャニオン盤より好きかも。オケ、言われるほど調子悪くない。こういうことは自分の耳で確かめていくべきなのだなあ、と思った。とくに他人の書いた批判的な記事を鵜呑みにして、大して聞き込んでないのにそこだけをあげつらい批判的なことを言う、そんなおやじにはなりたくないな。などと思う今日このごろ。

2003/8/7(木):

シゲティの署名入り書簡を入札中。若干高めだがここはふんばって手に入れるぞう。スティングのサインが届いた。あっけないほどかんたんなサインだが、ファンにとってはたまらないものです。あとチェリのミーティア盤がぞくぞくと届いているので、ひとつひとつ聴いていきます。音楽的には充実しているよなー毎日。仕事は・・・(泣)。

2003/8/6(水):

久し振りにロックを聞いた。面白かった。スティングが9月に新譜を出すという。嬉しい。ライヴ行きたい。きょうオークションで買った盤もろもろが着いた。ラファエルの親父さん、ヤン・クーベリックのサインを購入。1903年とある。サイン部分だけを切り抜いたような感じなので、どのような経緯でかかれたのかわからないが、こういうものって、ちょっとロマンあるよな。。てなところ。

2003/8/5(火):

とくに書くことがない(笑)大雨でずぶぬれになったあと、プールで泳いだらさっぱりした。トスカニーニのラ・ヴァルスのM&A盤とは別録を入手した(たまにはLPコーナーを覗いてみるもんだ)。そんなとこ。

2003/8/4(月):

やっぱりモチベーションが低下してるのかなー。どうもクラを聞く気がしない。それでもむりやり聴いて書いているわけだが、うーん、そんなわけで短い曲だけあげつらってしまいました。暑い夏が帰ってきて嬉しいが、旅行に行くでもなし、室内で仕事。外回りよりゃいいよなー。などなどつらつら思う今日このごろ。

2003/8/3(日):

本格的に夏到来。やっと、といったところだが、心なしか例年より涼しい気がする。朝からストラヴィンスキーのエディプス王なぞを聴いてしまいちょっとお疲れ。しかも個人的にちょっと落ち込むこともあったりして、何もする気が起きずに一日が過ぎ行く。今日も駅前は盆踊りだ。

2003/8/2(土):

一日外出。土日は「休音日」、耳を休めアタマをリフレッシュさせるためにあまり音楽は聞かないのだが、今日はヘッドフォンでぶらぶら聞いてしまった。ヤフオクで希少盤獲得に次々と敗れ、ちょっと音楽へのモチベーションを失っているのだが、期待しないで聴いていたシカゴ響のCDが予想外によかったので少しだけ回復。ヤフオクで獲得できなかったのでシェヘラザード・ブームはおさまりそうだ。今日は梅雨明け。やっと夏。それでも扇風機を回さないで済んでいるから、今年はやや冷夏気味なのだろうか。

2003/8/1(金):

今日は駅前で盆踊りがひらかれていた。白人の少女がふたり浴衣姿で楽しんでいる。平和な風景だな、それにしても意外にも日本人より似合っている。盆踊りの妙に元気な歌が、ディスクマンの「法悦の詩」のクライマックスとにわかに奇妙な調和を示した。思わず立ち止まった。マーラーが公園でポリフォニーと称した音風景、アイヴズが街角で聞いた二列のブラスバンドの交錯する複調性的な調和だ。美しいとは言わない、でもこれはやはり雑音ではない、音楽だ。そんな妙な確信を覚えつつ、美容院に入った。伸ばしていた髪を夏向きに切った。「ぼくの髪〜が 肩まで伸びて〜」というが肩まで伸ばすのは大変である。一ヶ月でヒトの髪の毛は1センチしか伸びない。中途半端になってしまうのでばっさり切った。梅雨明け目前、暑さ対策。そういえば今年はまだ扇風機を回していない。


2003/7/31(木):

「マイブーム」はもう死語だろうか。誰でもそうだと思うが、音楽にもマイブームの波がある。私は今「シェヘラザード」と「チェルビダッケ(チェリビダッケが正解?)」がマイブームだ。しかし同じ曲を別演奏とはいえ何日も何度も聴き続けるといいかげん飽きてくる。シェヘラザードはわかりやすい曲なだけに飽きも速いのだな、と思ったが、よくよく考えてみるとチェリ絡みで聴き始めたにもかかわらずチェリの盤がなかなか集まらない、その反動で思わずロシアコテコテ演奏を立て続けに聞いてしまったがために胃もたれを起こしているのだろう。チェリの無機質なタッチが待ち遠しい(現状では来週中に2枚入手予定)。次のブームはテンシュテットのマーラーになりそうだ。なぜなら大量にCD-R盤を集めてしまったので、そうせざるをえないからだ。しかし肝心の正規録音の7番新録が手に入らない。いや、手に入る直前でぽしゃってしまった。悔しい。早く復刻してほしいものだ・・・勿論、CCCDでない盤で。

2003/7/30(水):

サインなんてものを集めている。といっても楽屋に忍び込み執拗にサインをねだるイタいマニアではない。たまたま手に入れる機会があったら手に入れる、といった程度だ。一番最近手に入れたのはビシュコフのサインだが(ビシュコフ指揮レニングラードの項参照)、指揮者でいくと一番貴重なのはアンセルメのサイン入りレコードか。名古屋の某ショップで手に入れた。たぶん今まで購入した音盤の中でいちばん高かった(いや、2万程度ですが)ものだ。うなぎののたくったような書体がこのスマートな指揮者らしからぬところで面白い。このトップ画面の画像にときどき現れるので、何度か執拗にクリックして見て欲しい。カウンタも上がるから嬉しい(爆)シェリングのサインはたまたま安価で手に入れたが(これもトップ画面にときどき出るハズ)天使の宿るその手で握ったペンのうつしたものと考えるとコーフンする(へんたい)。どこぞのマドモアゼル宛てとなっている。最も安価で手に入れたサイン入り物件はというと、音楽評論家、志鳥栄八郎氏の著作上下刊。二冊とも献呈サインがやや乱れた字だが入っている。原価1300円×2冊というところを、蒲田の古書店で上下合わせ計500円!これだけ啓蒙的な評論活動をして音楽界に貢献した人の著作が、しかもサイン入りであるにもかかわらずこんな値段で出ているところに、日本の音楽評論界の閉鎖性と無力さを感じる。個人的には好きな評論家だったのだが。。

2003/7/29(火):

ご来訪のみなさま、まことにありがとうございます(平伏)こんなへっぽこなページですが、励ましのお言葉を頂けたりすると凄く嬉しいです。できれば夏休みに大改造して資料としてまとまったものにしようと思っておりますが、去年も同じようなことを言っていたような(苦笑)形にこだわるよりまずは情報量と情報の速さを優先しております。まだまだまだまだたくさんの未聴盤があります。それらを紹介しきるのは何時の事になることやら。。あと10年くらいがんばったら溯った時代のものにも手を伸ばす余裕ができるかな。。そのときまで見捨てないでたまには見に来てください!(平伏)

2003/7/28(月):

私はやっぱりマーラーが好きなのだな、とつくづく思った。通常ならめんどくさいと思って調べ物とかはしないのに、マーラーのことになると物置きひっくり返して掘り出した音楽書をめくってしまう。じつは音楽をきくことに飽きてきているのだが、マーラーを聞くととたんにのめりこんでしまう自分を発見する。果てはプレミア付きの高額CDに手を出したりして、クレイジーである。まあ、マーラーはわかりやすいのだな。マーラーが凄いのはたんにわかりやすいだけではない奥深さを持っているところ。和声の面白さ、いわゆる線的な対位法の駆使。特殊楽器の使用。欄外の書き込み。などなど。。。マーラーを聴いているとチャイコフスキーでさえ聴けなくなる。そんなことも想う今日このごろ。

2003/7/27(日):

調子が悪いと音楽もあまり聴く気になれない。でもまあ、平易な?マーラーなんかは何も考えなくても気持ち良く聞けるから、そのくらいは聴いてみる。そんなとき何故か駄目なのがブルックナー。
思索的なのがよくない。執拗に繰り返すリズムがノイローゼにさせる。そういえば昔登山しながらブルックナーを聞いていたら全然合わなかった。ブルックナーにはアルプスの匂いがする、と言ったのは誰だったろう。結局個人差は歴然としてあるのだ。誰しもが同じ心象を呼び起こされるとは限らない。音楽ヒョーロンとかって難しいよな。。などとおもう今日このごろ。

2003/7/26(土):

今日も飲み会明日も飲み会。音楽的でないことしきり。腹痛い。。

2003/7/25(金):

ネット通販を利用しようとしたのだが、注文を入れてもうんともすんとも言ってこない。メールで入荷状況を聞いてもなしのつぶて。仕方なく電話すると、どうやら止められているらしい。こりゃダメかな。。でも倒産したんならちゃんとホームページ止めとけよ。まったく。

2003/7/24(木):

落札した品々がまとめて届いた。中には何それ?というものもあったが(通販ってコワイですね)まあよかったよかった。聞いてない盤山積み状態なので、しばらく買い控えすることにする。それにしても欲しい盤は市場に出ず、どうでもいいものばっかり流通しているなあ、今のレコード業界。

2003/7/23(水):

泳ぎすぎで腰をなぜか痛めてしまった。満身創痍だ。そんな体をひきずりながらもCD屋へ。けっこう大量に買ってしまって自己嫌悪。ちなみに1枚ダブリを買ってしまいました・・2000円の大損。しくしく。ところでネットオークションで落札したレコードがぜんぜん送られて来ません。音沙汰もないのが気になる。。。

2003/7/22(火):

バルビローリ/トリノ放送響のマーラー9番をLPで改めて手に入れた。オリジナルではないが(まあオリジナルも海賊盤だと思うが)FONIT CETRAの新しい盤で状態は良い。ところで私はHUNTのCDも持っている。なんでわざわざ買い直すのかといえば、CDの終楽章がなぜかモノラルになっているからだ。1〜3楽章と壮年のバルビらしいやりたいほうだいの音楽を楽しんで来て、さあて終楽章だ、と居を正した瞬間、音が正面からしか聞こえなくなる。気持ちが悪い。何度もLP購入の機会はあったのだが、他の盤を優先してしまって今の今まで手に入れてなかった。でも買って聴いて納得。やっぱりステレオで音もよく、波乱に満ちたバルビの解釈を存分に楽しめた。クライマックスでのあの限りなくアッチェルする音楽は滅多に聞けないものだ(ライヴである)。後年の老成したバルビには深みやマーラーへの理解という点では遠く及ばないものの、終楽章だけを聞いても非常に充実感がある。HUNT盤をお持ちのかた(ジャケットは確か2種類あり、後の方はHUNTと明示してなかったかもしれない)、余裕があればLPを探し出してお聞きする事をお勧めいたします。最近評価されつつあるバルビのモーツァルトも聴けます(34)。
ところで、ウォルトンの晩年のインタビューがDVDで発売されている。私はDVDプレイヤーを持っていないので、バーンスタインのマーラー全集とともに「プレイヤー買ったら手に入れるリスト」にメモしておこうと思う。ウォルトンの指揮ぶりが見れたらもっとよかったのだが、贅沢は言うまい。

2003/7/21(月):

自分の耳に自信が持てなくなってきた。いや、かねてよりウワサのMUSIC&ARTSのクレンペラー/ウィーン・フィル・マーラー選集を買って聴いてみたのである。2、4(バイエルン放響)、9、亡き子(ケルン及びジリッヒ指揮フランクフルトの2種)というラインナップで、2番とジリッヒのもの以外は既出である(海賊盤含む)。私はウィーン・フィルのマーラーにあまり思い入れがなく、とくにクレンペラーにかんしてはベルリンのオケの渋い音のほうがしっくりくるような気がしている。9番はかつてハントの恐ろしいほどのモノラル悪録音で×、ヌオヴァ・エラのステレオ録音でも雑然とした感じがしてイマイチ乗り切れなかった。しかし、このリマスタリング盤はなかなか凄かった。サーというホワイトノイズがやや強調されてしまっているものの、実音はとてもクリアに耳が痛くなるほど(キンキンと、と言ったら悪いイメージを与えてしまうかもしれないが、決して不快ではない程度に)ハッキリ響いている。特筆すべきは音がけっこう硬質に仕上げられていること。ヌオヴァ・エラ盤は曲がりなりにもウィーンの響きが聞こえたが、この盤はそれほどはっきりと聞こえてこない。だからこそ戦慄した。これは甘いウィーンの音ではなく、私の求める「クレンペラーの音」になっている。しかも、その恐ろしいほどの機能性、迫力が明確にとらえられており、あれ、こんなに凄い演奏だったっけ?、と首を傾げるほどだった。ヌオヴァ・エラで感じた違和感はいったい何だったのだろう。粗さと捉えられたのはたんに録音のせいだったのか。。自分の耳に自信が持てなくなってきた。いや、もう一度聞き比べてみなければ何ともいえないが。とにもかくにも、「録音」というのは馬鹿にできない。

2003/7/20(日):

自分の作った料理で腹をこわしました。トマトとツナの冷製パスタに豚ヒレ肉のイタリア風焼き肉+メロン+ビール=水分多すぎ腹冷やしすぎで正露丸。まあ明日も休みだからいいや。

2003/7/19(土):

ひさびさに楽器を弾きました。ロシアの作曲家グラズノフの弦楽四重奏曲第5番一楽章を新生ロシアン・カルテットで執拗に練習。ハッキリ言ってこの曲飽きた・・・ろくに弾けもしないのに言う台詞じゃござんせんが。ファーストは音域が高いので(あたりまえですが)何ヶ月も弾いてないと音程がとれません。3時間近く練習して、60%くらいは回復したかな。耳だけは鍛えているので、音程の誤りにすら気付かなくなってしまう、なんてことはないわけですが。それとやっぱり読譜能力は無茶苦茶落ちます。遊びで2曲ほど弾いたんですけども、必死。セカンドなんかぜったい無理だなー。シェバーリンって、誰(笑)アントン・ルビンシュタインはわかるけど。にしてもたかが3時間でへとへとになりました。体力(気力?)ねーなあ。握力が落ちているのも実感。こりゃシーカヤックでパドルを握る手がつるのもあたりまえですねー。落ち込みー。練習帰りに地下鉄の駅で電車を待ってたら、向かいのホームにべったり座りあぐらをかいて電車を待つじょしこーせーがいました。そばで注意したいんだけど言い出せずにいるおっちゃんがもごもごしてるさまが面白かったです。それにしても今の子は脚力が落ちているのかなあ。。

2003/7/18(金):

ターミネーター3を観に行って来ました。最近には珍しい土臭いSF映画でした。前半はリアルで面白かったんだけどなー。スカイネットだとか兵器ロボット(ロボコップの敵ロボにクリソツ)なんかが出てくるあたりでうそっぽさが露呈しがっくりきたなあ。まあクライマックスあたりは伏線が生きて面白かったし、脚本はこのテの映画ではよくできてる方ではないでしょうか。ところでこの映画は音楽の印象が無かったです。2はごてごてたっぷりクリーム乗せたデコレーションケーキのような映画だったから、音楽にかんしても「ダダンダンダダン」というシュワルツェネッガーのテーマが執拗に繰り返されていたのが印象に
残っている。キャメロンのバブリーな作風から一転、今回は地味といえば地味だったけれども、話のほうは記憶に残りそうだから、2よりいい出来。最後に、やっぱりCGは要所要所でわからないように使うのがいい。終演後、ゼツボー的な気分もそのままに、ベルクのコンチェルトを聴きながら帰りました。

2003/7/17(木):

ネット通販及びオークションというものを初めてやってみた。案外カンタン、だがそこがコワイ落とし穴であることもわかった。オークションは両極端というか、最低価格でいつまでたっても客のつかない商品もあれば(大半)、今日見たところでは決して古くないLP1枚に81000円の値段がつくこともある。ちなみにコンドラシン/バイエルン放響の「バービ・ヤール」、昔から名盤で知られた、でもいっこうに復刻されない盤である。1時間の曲とすれば単純計算で1分1300円。。。コンドラシンといえばカリンニコフの1番をどうしても聴いてみたい。また、フィリップスのACOとの大量録音を早く再発して欲しい(あの絶品のラヴェルを聴きたい!)。コンドラシンはどうも人気がぱっとしないが、集中力凝縮力テンションの高さでいえば史上最高の指揮者のひとりと言ってよいだろう。いつかまとめて出ることを夢見て、気長に待つことにする。

2003/7/16(水):

このページの主旨は当初「20世紀の知られざるロマン派音楽を探る」というものだった。それはマーラーをキーポイントに雑然と聴いていた末流ロマン派音楽を一度総括してみようという個人的な試みであったのだが、今どうなったかというと、「20世紀のある程度知られているロマンティックな香りを残した曲の、骨董演奏を集める」というものになってしまった(汗)。じつは秘曲漁りを余りやらなくなっている(情報だけは某有名掲示板などで随時収集蓄積していますが)。どうしてかというと、一言で言えば「有名曲には有名なりの理由がある」ということがわかったから。何遍も聴取に耐えうるほどの力のある音楽となると、どうしても名曲のたぐいに偏らざるを得ないのが身に染みてわかったからだ。そして無名曲には無名なりの理由もある。その中の1割ほどは不幸にも何らかの外的要因で知られなかっただけ、ということだからいつかはこのページで紹介しようと努力します。でも、残り9割は、やはり格が違うというか、聴くのに相当の努力を要し、そして聴いた結果は「空虚」。。何だったんだ、という感じに思えるのである。たとえば粗製濫造作曲家(というと怒られそうだが)ミャスコフスキーのシンフォニー、じつに聞きづらいものが多いが、ここに○○○○のような作曲家のシンフォニーを持ってきて比較すると、ミャスコフスキーがいかにプロフェッショナルであったか、チャレンジャーであったか、折衷様式への熟考を怠らなかったか、ということが相対的に、如実にわかる。「格が違う」ということが、本当に実感される(○○○○には適当な無名作曲家の名前を入れて下さい)。そういったわけで、無名曲に対して非常に疑念を抱くようになってしまった。又、私が当初から拘り続けた「作曲家と同時代の演奏家」による録音、という点、作曲家との交流を通して、あるいは同じ空気を吸い同じ時代の荒波を乗り越えてきた演奏家には、作曲家の真意に迫るものが多いと私は思っている。とくに戦争などが絡むと尚更だ。自作自演含め、このことにはなるべく拘るようにしてきた。そうした骨董盤を中心に考えるとき、無名曲だと、レコード自体がまず無い。録音されないから無名なのだ、あたりまえである。中には幸運にも同時代においては名声が高かったが現在は忘れられている作曲家もいるので一概には言えないが(ドイツでいえばプフィツナーやレーガーあたり。古い録音は多いが新しいものは比較的少ないパターン)、作曲家がとうに亡くなった今になって、秘曲再発見、初録音などということはよくあることだ。だがそんなものを聴いても、私はどうもそそられない。これは先入観の問題である事は重々承知だが、今はまだそんなところまで網羅する余裕が無いのです(経済的に)。まとまらなくなってきてしまいましたが、そんなわけでちょっと方向性はずれてきたけれども、いつかはまた秘曲への挑戦を再開しようと思いますので、どうかその日まで、このページを見捨てないで下さい!

2003/7/15(火):

今日はばたばただ。家でゆっくりオンガクを楽しむことなどできない状態で、仕方なく通勤時間などの隙間時間に一生懸命、ここに書くためにまだ聞いてない盤などを聞いているのだが(LPはCD-Rに焼きマス)、当然ヘッドフォン利用が主になってしまう。問題なのはヘッドホンとへっぽこスピーカーと本格スピーカーの間にはものすごい音の違いがあるということ。どんな凡演でもどんなに趣味でない演奏家のものでも、本格スピーカーで聞くとそれなりに感動してしまうし、逆にヘッドフォンだと細部のアラばかりが目立って聞こえ、結果として悪い評価ばかりを下すことになりかねない。それを念頭に置きつつ、なるべく悪口は書かないよう(それでも書かれてあったら、余りに酷すぎるということです)演奏のいい部分を汲み取って書いていくように勤めます。

2003/7/14(月):

イギリス近代音楽に興味の有る人には嬉しい訳本が出た。だが値段を見て びっくり。まあ音楽書のように特殊な書籍は高いのはフツウなのだが、この本、たいして厚くもない のに、何と4400円!思わず躊躇して買わなかったが、ぺらぺら読むに20世紀イギリス音楽についてかなり 詳細な情報が載っているようであり、興味はつきない。私はかねてより疑念を抱いていたのだが、 ヴォーン・ウィリアムズの「田園交響曲」について、コンスタン・ランバートをはじめとする批評家たち が、英国田園のなだらかな丘陵地帯と草をはむ羊たちの姿を想起する国民的な音楽として高く評価したの に対して、ヴォーン・ウィリアムズ自身は第一次大戦従軍中に見たフランス南部の田園風景から曲想を思 い付き、帰国後一曲にまとめたのだ、としてそれらを退けたそうである。しかし聞けばわかるがこの曲は とても陽気なフランスの牧歌的雰囲気をうつしたものとは思えない(戦争が影をおとしていたにせよ)。 私は楽想の端緒を得たのはフランスであったかもしれないが、ヴォーン・ウィリアムズの脳内にはつねに 自国の農村風景が(半ば無意識的に)通底しており、そこにいくつかの楽想が反映されたにすぎない、 と思う。世の無常をうたうヴォーン・ウィリアムズの最高傑作、ご興味のあるかたは、ぜひ陰うつなイギ リスの農村風景を思い浮かべながら聴いていただきたい。

2003/7/13(日):

CDのジャケット表記が誤っていると、困る。最近だとアンダンテ・レーベル、ワルター/ウィーン・フィルのマーラー大地の歌「ライヴ盤」、はっきり判明したわけではないようだが DECCAのスタジオ録音に観客席のざわめきを「付加」しただけの偽演という説が濃厚である。購入者の間でも喧喧諤諤で、中にはささいなミスや録音編集痕の細かい比較検証を行って偽演と結論づけている人もいる。これは雑誌にも載ったが、メーカー側は偽演説を否定し続けている。結果どうなったかというと、アンダンテレーベルの信用失墜、ということになった。そもそもこのシリーズはこのゴジセイに輸入盤のくせに1枚2500円以上の値付けをしていることからしていかにも「私は高級レーベルです」と言わんばかりの態度が見え隠れして感じが悪い。アンダンテのストラヴィンスキー演奏集2巻を欲しいのだが、そのことがあるから、躊躇しているところだ。
また、本文にも書いたがフルトヴェングラーのブラームス1番、ベルリン・フィルおよびウィーン・フィルの演奏で、録音年月日が同じものが2枚ある。これはどうやら片方の表記誤りらしいのだが、はっきりと断言してくれる研究者やメーカー側人間がいないから、ファンの間でしか「結論」が行き渡らず、一般の人の中にはこれらが同一演奏であると誤った認識をする人が出ないとも限らない。今はリマスタリング技術が向上し、表記無く擬似ステレオ化されている盤などもあったりして、同じ演奏でもぜんぜん違う聴感をあたえる場合が少なくない。そんなときに、表記誤りなどが出てしまうと、もう何を信用していいのかわからない。海賊盤やCD−R盤なら諦めもつこうが。。

2003/7/12(土):

マイナー盤の再発が続いている。今、旬はMUSIC&ARTSのクレンペラー・ウィーン・フィルのマーラーライヴ選集だろう。ちょっと遅れていたが、8月には出るようだ。長いこと店頭から消えていた9番のライヴが含まれる。しっかし、再発盤が昔の半額くらいで店頭に並んでいるのを見るのはちょっと複雑な気分だ。しかも録音のリマスタリング技術が進んでいるから、しぶしぶ再度買ったりして、なんだかやりきれない。今日はオルフェオのクーベリック・ドヴォルザークライヴ3枚をまず買った。どれも既に書いた海賊盤やCDーR盤で出ているものと同じと思われるが、海賊盤やCDーR盤に録音データの詳細がないこともあり、明確に同じだとは言い切れないし、音質も良いらしいから、クーベリックに御布施をするような気持ちで買った。また、チェリのイタリアオケとのブラームス・シンフォニー・チクルス盤が再発されていた。安かった(やはり)。しかもこのチェリ、他にも昔と微妙に曲の組み合わせを替えた盤が出まくっている。ベルリン・フィルとの昔の録音、ターラなどからばらばらに出ていたが、AUDIOPHILEというレーベルから、1300円台の廉価で一気に出まくり。しかも初出音源が既出音源と組み合わされて出るといういやらしさ。泣く泣く大量に買ってしまった。半分は既所持、ほんと泣く泣く。そういえばシェルヒェンのマーラー5番、ミラノのオケとのライヴがLIVING STAGEレーベルから再発された。この盤、(多分)初出のベト9ミラノオケライヴと組み合わされていたため、マーラーがダブるのを承知でしぶしぶ買った。クラシックは世界的にもたいして売れていないジャンルだ。こういった抱き合わせ商法で売られるのは仕方の無いことかもしれない。しれない、が。。。(泣)


ところで、話しは変わるが、ちょっと気になった事が有る。ネット上の著作権って、何だ?私はそれにすごく気をつかっているつもりである。厳しく言うなら、たとえば現役CDのジャケットをイメージで貼り付けるのって、ジャケットのデザイナーの著作権に影響することはないのか。もっとわかりやすいものでいうと、MIDIで(恐らく)無許可で音源を垂れ流しているサイトが(たぶん今も)あるが、野放しでいいのか。また、これも全然違うのだが、テレビの画像をキャプチャして、ネット放映している個人サイトがある。あれって、テレビ局やら出演者やら、いろんな権利が絡んでそうだが、どうなのか。人気サイトと呼ばれるものの中にはそういうことをいけしゃあしゃあとやっているページがまま見られる。なんだろうな、ネットが無法地帯だった昔はもっととんでもないページがあったが、その残滓とでも言えようか。うーん。私は正攻法でいきます。

2003/7/11(金):

最近既に持っている盤をダブって買ってしまうことが多い。健忘症というより、買いすぎなのだ。しかし中古屋で400円だの500円だのといった盤が満ち溢れているのを見ると、普段は買わないようなものでも、安いからという理由だけで買ってしまう。そして気が付くと、目的の盤以外にもたくさんの盤を買っていて、結局目的のものを新品で買うよりも高くついてしまう。そのくりかえしなのだから、やになってしまう。しかしダブリを何枚か買うにつれて、同演奏異盤のリマスタリング等による音質の差というものに着目するようにもなった。LPなら異盤でもある程度音質は想像できるが、ディジタル処理をされたCDとなると、下手をするとまったく違った聴感に仕立てられている場合がある。URANIA盤の擬似ステを例示するまでもなく、原形を留めないほどに変えられてしまうことだってあるのだ。CDよりLPが優れている、という論文が昔話題になった事があったが、私もある程度それに賛同する。古い音源はやはり原形であるLP(SP)で再生すべきなのだ。というわけで、CDも増えるけど、LPも増え続ける日々。
ああ、クラヲタだ。

2003/7/10(木):

テンシュテットのマーラーが二枚どうしても手に入らない。
この指揮者にハマったのはつい最近である。亡くなった丁度5年位前の人気沸騰期を看過してきてしまった私は、今更マーラーだけでも集めようとしているわけだが、たとえばEMIの7番の新盤(ライヴ)、6番や1番の新盤は現役盤にもかかわらず、これだけが現在生産されていず、手に入らない。6番と組み物になっていたようだが、ダブってでも聴きたいものである。お茶の水ユニオン(中古屋)に出たことがあるらしいが、職場の近くなので毎昼日参している私も、まだ一度も遭遇していない。恐らく最終的にはEMIが復刻するだろうが、音質等悪名高いCCCDで出される可能性があり、不安が残る。もう一枚が、CDーR製品のNDR交響楽団との2番(ライヴ)。これはかねてより超名演の呼び声が高く、CDーRレーベルの老舗LUCKY BALLで最も売れた盤だそうだが、何の理由かわからないが、LUCKY BALLレーベルの盤は廉価で一掃処分してしまったそうで、今は一枚も残っていないとのこと(石丸電気談)。よく売れた盤であるから中古にも出回るだろう(実際出回っているという話も聞いた)と考え、とりあえず悠長に構えているのだが。。ラッキーボールの盤は一時期うなるほど市場に溢れていたのに、と悔しい気分。
それにしても今日は調子が悪い。新世界レコードでバーンスタインのロシア・ライヴ盤を手に入れたのだが、その後石丸電気にでかけたところ、なんと1000円も安く売っていた。新世界はレアなロシア・東欧の新盤が手に入るのでチェックを欠かさないのだが(じっさい先週買ったスヴェトラーノフのフランス曲集の1枚は既に売り切れていた)、時期が遅れて一般市場に突如廉価登場することもあるので、なかなか難しい。「盤道」先行きまだ遠し!

2003/7/9(水):

旅行に行っていた。帰ってきたのは一昨日なのだが、旅行中一切クラシックを聴かなかったら、聴かないでも平気になってしまった(笑)ので、モチベーションがあがらず、今やっと3曲聴いて更新することになったのだが、自分の中での音楽の「尺度」のようなものがぶっ壊れてしまったので、今後前と同じように感想を言えるまでに回復できるだろうか、と不安な今日このごろだ。梅雨明けの島から梅雨真っ最中の本土に帰ってきたら、風邪をひいてしまった。お茶の水ユニオンでTシャツを貰ったが着るのが恥ずかしいなあ。。

2003/7/3(木):

梅雨らしい天気になってきた。今日は柄にもなく「マタイ」なんかを聴いている。ワルターのニューヨーク・ライヴ、無論全曲ではない。なんとなく鬱鬱とした気分をすっと浄化してくれる。早く夏がきてほしいものだ。

2003/7/2(水):

新世界レコードでスヴェトラーノフのフランスものを仕入れてきた。しかし「海」はトリトンから既に国内盤で出ているものであった。しかもトリトンのほうが音がいい。ショック。但しトリトンは惜しくも無くなるそうなので、「海」をお求めのさいはロシアン・ディスクを探しましょう。ちなみに「海」はアルヴェーンの4番シンフォニーとのカップリング。私はアルヴェーンを一時期一生懸命聞いたのだが、よさがわからず結局撤退したオボエがある。この演奏はどうなんだろう?気が向いたら聞こう。ああ、アタマは既にオキナワの海。。

<訂正>マーラーの交響曲第3番の4楽章を勘違いしてずっと「原光」と書いてました(恥ずかしい〜)。謹んでここに訂正させていただきます。ちなみに「原光」は2番の4楽章に引用された「角笛」からの1曲です。3番4楽章はニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」に基づく独自の歌詞の1曲です。