・・・久しぶりにfarshores.orgを見ると、「宇宙人の家宅侵入」と「家宅内での幽霊出現」という異なる「現象」が結び付けられたかのような記事が書いてあった。原文からの訳出は以下のとおり。ちなみにイギリスのかなりローカルな話題であります。
farshoresの題：「シャドウピープル（影の群れ）」が一家に侵入
原題：マリアンさん、ゴーストバスターを呼ぶ（訳注：離婚したマリアンではない）
専門家たちは気味の悪い影が出没するという家の外観を見つめていた。マリアン・ベッツはルートン超自然協会の専門家たちへ助けを求めていた。彼女のルートンの家では影のようなものが頻繁に目撃されており、気味の悪い音が聞こえ続けていた。
1970年代に移り住んで以来、ベッツ夫人(58)はOld
Bedford通りの家で活発な幽霊活動に悩まされている。彼女と22歳になる息子アダムは、影のような形のものが寝室の外に立っているのを目撃し続け、人々が歩き回る音や、ドアノブが回される音を聞いた。彼女ら以外誰も家にいないのに、である。
また、飼い犬ルーシーもまた家に奇妙なものが棲んでいることに気づいているという。ベッツ夫人はこの家がローマ時代の墓地の上に建てられたと信じている。
「最初にここに来たとき、私たちは寝室の扉を全部開けっ放しにしていたものですが、影のようなものがいくつも階段を上がってきて、扉の前に何分も立ちすくんでいたかと思うと、くるりと返って再び階段を下りていったんです」と、ベッツ夫人は語る。
「私はその夜から、扉を閉めるようにしたんだわ。」
ベッツ夫人は自分に霊感があると信じており、超自然現象を目撃したのはこれが最初ではなかった。
彼女と60歳の夫デヴィッドがIcknieldに引っ越す前、メゾネットに住んでいたとき、寝室の鏡に映る幽霊の姿を目撃した。
彼女は更に話す。 「決して鍵なんかしてなかったのに、浴室から出ようとすると、ドアの反対側で誰かが私を閉じ込めようとしている力を感じたんです。」
これはおよそ5分続いた。「家には私一人しかいなかったのに。」
超自然現象はベッツ一家のうちの1人だけが家に残っているときに起こるように見える。
ベッツ夫人にはロレーヌ(26)という娘がいる。彼女は語る。
「私の息子が寝室の扉を閉めたまま一人で家にいるときに、誰かが階段を昇ってくる音を聞いたそうなんです。」
彼の部屋のドアノブが動いた。まるで誰かが入ろうとしているかのように。
「本当に気味悪い。何か気味悪いことが起こるとき、うちの犬の耳がぴんと立つんです。何が起こっているのかわからないような、戸惑った様子で。」
彼女は付け加える。「犬はあきらかにそれに気づいています。彼女は夜になると決まって階段の上に座って、下を見下ろすんです。とても恐ろしいけれども、私は彼らが私を傷つけることができないのはわかっています。」
ベッツ夫人は、ルートン超自然協会(幽霊を含む宇宙人、ミステリーサークルといった超自然現象を調査している団体)が年明けに調査目的で彼女の家を訪問することを願っています。2005/12/26
ルートン超自然協会(会長のAndy
Fazekasはベッツ夫人のような経験の情報提供を待っています）
・・・どうですか？この「影」を以前書いた「シャドウマン」という「異次元からの訪問者」と重ねて扱っている方々がいる。言葉の問題で、「影」という言い方をしているからそういう結び付けになるんだろうけど、イギリスだし、ローカルだし、自称霊能者だし、この団体もクロップサークル（ミステリーサークルを人の手による芸術品としてこう呼ぶのが今の主流です）研究してるとか、うーん。。farshores.orgは気をつけないと「境界線の話」を話題にしていることがあるから（そこが面白いんだけどね）。チュパカブラを「飛行吸血カンガルー」ではないか、とか言ったとっぴょうしもない話題は面白いんだけどねえ。それはそうとして、こんな家によく数十年も棲んでるなあ、と思った。日本だって考えてみればこの幾千年の血みどろの歴史を鑑みれば、人が死んだ場所で暮らしてる人なんてゴマンといるわけで、イギリスも変わらないんじゃないかな。狭い島国で、都市部にちょっとした山谷あればそこは墓場にされていたわけで、私の実家も「仏山」という江戸時代の墓場で造成時には埴輪が出たというし（たぶん埴輪じゃなくて土偶だけどね、縄文遺跡が分布している地域だから）、近所に正式には敢えてそう呼ばれていないが地元で有名な処刑場跡「血流坂」という忌み地もあるし、そういうこと考えると、だいたい人が生活していくときに死んだ人の上を踏むことなんて日常なはず。死んだ人の種類によるんだろうな、こんな強いのが残ってるのって。墓場だったとかいう問題じゃないでしょう。
ところでシャドウピープル（シャドウマン）って一般用語になってきつつあるのかな？about.comコラムを読むひまがなかったのでざっとしか見てないが、このニュースも取り上げられてたと思う。異次元からの訪問者、影の人々・・・なんか千葉真一みたいな（影の軍団かよ