2006年04月20日

後部座席には、何が座るかわかりませんよ・・・

ひさびさにabout.comからゴースト・ストーリーを。まさに「タクシー怪談」の王道。全文訳はしんどいので適当に抜粋編集文章改ざん内容変更(はしないつもり)。

あなたの真実の話;4月号
「乗客」Debra筆

2000年の3月のことでした。二人のティーンエイジャーの娘と長男と新居に入居した当時のことです。当時17歳の娘が女友達と会うためにいつもと違うルートを車で運転していました。そこは「テレグラフ・ロード」と呼ばれていて、二人事故死していると言われているところでした。曲がりくねっていて、頻繁に鹿が横断し、長い無人の領域を通り抜けなければならず、私はいつも日が暮れたあとに彼女がこの道を通るというたびに心配していたものです。

ある晩のことでした。友人の家からの帰り道、彼女はふとバックミラーを見上げました。そしてそれまでの人生で最悪の恐怖を味わったのです。
後部座席に、長い髪の少女が座っていました。

白いナイトガウンを身につけていたといいます。

次の瞬間、彼女はいなかったと娘は語りました。この最初の出来事のあと、小さな乗客は何度も何度も現れては、娘を号泣のパニックに陥れていたのです。彼女はこの「後部座席の乗客」について友達に語りました。すると話を聞いていた長男の友達の顔が真っ青になりました。同じような経験をしているというのです。彼が「同じ」道路を通ったとき、彼の車の後部座席に「同じ」小さな乗客が現れたというのです。まさに娘と同じ経験をしていたのです。娘の親友が(当時の)ボーイフレンドと味わった駐車中の経験を語りました。どこででしょう?あの道路の同じ場所でです!何かに引き寄せられるように、彼女らはメイン・ロードからあそこへ外れて行ったといいます。二人が車内で大忙しだったとき、車外でもまた何かが大忙しでした(訳注:うまいこと言うね)・・・車に突如何かがぶつかり、強く揺らしました。彼女らは震え上がりました。ほうほうのていで逃げ出して、二度と車に戻らなかった!

テレグラフ・ロードで何が起きたのか、その歴史を私たちは一度も調べたことはありません。しかしいくつかの悲劇が起こっていたことは事実です。上に書いたことは最近の二例です。私の親友の姉妹のうちの一人が、あの道路の急カーブに殺されています。州職員はそれが「何故」起こったのか、不明であると結論づけました。あの運命の夜に、酔っていたわけでもなく、非常によく知っている道でもあり、何も問題はなかったのに、電柱に激突したのです。即死でした。次の事件は数年後にテレグラフ・ロードに沿った別の場所で起こりました。何が起こったのか今ひとつ不明瞭なところもあるのですが、ある男性が車から出た別の男性を「轢き」殺したというのです。ドライバーは何かを轢いた感触にあわてて立ち去ったといいます。ドライバーも死んだ男性も酔っ払っていました。調査が進むにつれ、轢き逃げ犯が故意に男を轢き殺したことが判明し、殺人で告発されたそうです。(paranormal.about.com)


ほぼ全文訳やん。結構筆者の恣意作為推理が入りまくりとはいえ、変なライターの山っ気が入らない「生(キ)」の声の情報が寄せられているし、とにかく情報が多いのでここは注目のサイトなんですけど、そうですね、「何となくジワジワ状況証拠が揃ってくる恐怖」というものに、アメリカ人も感覚を鋭くするようになってきたんだなー、ジャパニーズホラーの影響か、古典的ゴシックホラー映画(エクソシストやオーメンのようなもの)への回帰なのか、なかなかにけっこう、感覚は同じようなものを持っているのです、アメリカも日本も。