2006年01月25日

ボスニアにピラミッド発見か?


昨年末話題にあがっていた「東欧のピラミッド」、オーストラリアの考古学者によって本格調査がなされることになったようだ。「どの方向から見てもシンメトリカル」「各角が東西南北を向いている」「岩のゲートが発見された」などとどこかの島国で聞いたことのあるような”発見者”の言葉ばかりが伝えられてきたが、俄かに真実味を帯びてきた。そりゃヨーロッパは日本よりゃ近いしなあエジプトに。例によってテキトー訳です。

オーストラリア人がボスニアのピラミッドの謎に挑む

オーストラリアの考古学者ロイス・リチャーズが「ボスニア・ヘルツェゴビナの古代ピラミッド」のヴェールに隠された真実を解き明かすため調査隊を結成した。メンバーはさまざまな国から集められ、4月にはサラエボの北西32キロ地点にあるVisocica hillヴィソシカ丘の発掘を始める予定だ。もし真実であれば世界史を塗り替える発見になろう。南アメリカやエジプトの古代ピラミッドと並ぶ発見になる(あれ?日本のピラミッドは?・・・)。これはボスニア人Semir Osmanagicセミル・オスマナジクの主張に基づいている。彼は昨年この丘がシンメトリカルで、東西南北に角を向けた一辺100メートルの四角錐であり、古代の人工建造物であるという理論を提唱した。彼は15年間アメリカのピラミッドを研究してきた人物であり、その経験からこれが古代文明の人工ピラミッドであると確信しているという。準備発掘の段階でこれが有史以前に造られたコンクリートと石でできたブロックに覆われた四角錐である確信を得たそうだ。「私たちは既にピラミッドを形成していると思われる石のブロックをいくつか掘り出している」オスマナジクは語る。「入口の敷石や地下トンネルを発見した。専門家でなくてもこれが人工のものだと誰しも直感することでしょう。」空中写真や衛星写真を研究する専門家たちは彼の説を支持している。彼らによると丘をピラミッド状に整形するほど高度な技術を持っていたのはスラヴ民族がバルカン半島を征服し移住した約1400年前よりも昔に居住していたIllyrian族に他ならないという。4月14日にVisoko地域から発掘は始められ、10月まで続けられる予定である。ただの岩だらけの山岳地帯は考古学的な公園になりつつある。(1/20/2006 aap)

関連  


<続報>
ボスニアのピラミッド遂に確定か!?



以前訳出した記事の続報。このての記事に続報があること自体珍しいんですが。しかも載せたところがまた。現物の写真が貴重ですね。てきとう訳。

ナショナルジオグラフィックドットコム

写真ニュース;ボスニアでピラミッド発見?
2006年4月20日

この丘がヨーロッパ初のピラミッド発見の可能性を秘めているのだろうか?

アマチュア考古学者Semir Osmanagicは最近ボスニアの町Visokoにある四角錘の丘が古代に人工的に作られた構造物である証拠を発見したと発表した。水曜日、オスマナジックは彼と彼のチームが丘の一面で古代ピラミッドの表面を覆っていたと思われる大きな切石の塊を掘り出した(挿入写真参照)と語った。「これはピラミッドの剥き出しの壁を形成しているそのものの発見です」オスマナジックはAP通信に語った。「表面は完全に平らに成型されています。これこそ我々が言及したピラミッドの物的証拠なのです。」発見までには6ヶ月を要した。ボスニア生まれのオスマナジックは古代の住民が約1万2000年前にここに722フィート(220メートル)の階段ピラミッドを建設したという彼の持論をこの発掘が証明するものとなりうることを期待している。

また先週発掘チームは近くの炭鉱から呼んだ地質学者と救助隊員とともに、高さ2210フィート(650メートル)の丘の地下にあるトンネルの探検を始めた。近くにある二つの同じようにして作られた丘に通じるかもしれないと考えている。

約1ヶ月後、エジプト人の科学者が専門的な技術を提供するために発掘に参加する予定となっている。「とても面白い考古学的な春と夏がやってくるでしょう」オスマナジックは語った。(Blake de Pastino)

〜うーん・・・ますます日本のピラミッド伝説に近づいてきたような・・・しかし違うのは行動力があるところか。エジプト人まで連れてきてしまうとは。見たところ余りピラミッドぽくないが・・・期待しときましょう。