2005年11月08日

影男〜シャドウマンは実在するのか?

コミックキャラとしてのシャドウマン、それとは別に、「異世界からの使者」的な「影男shadowman(shadowpeople,a shadow person,a shadow man)」というものが実在するという話がオカ業界には昔からある。代表的なものはモスマンだが、もっと「実在感のない影像」として知られている。最近もニュースになった。説明としては以下のサイトがまとまっている。

シャドウマン

シャドウマンは束の間だけ目撃される幻覚もしくはイリュージョン的、妄想的なものに起因する人型の黒い影だ。光学と未知動物学cryptozoologyの両方の要素を内在しているシャドウマン、彼らは全く黒い姿として描写される(時々彼らは赤い目を持っているとされる)。通常人々は視界の隅に彼らを認識するが、注意を向け始めて視野の中心に置くと、シャドウマンは消えうせてしまうだろう。その姿はアングルの問題で歪んで見えるけれども、あきらかに人間にとてもよく似た二足歩行動物のものである。影のように、彼らは二次元的に見える。何人かの人は彼らが異次元から来たものと考えている。そしてわれわれの世界を通過していくときに彼らの多次元的な姿の一部が二次元的に見えるという。もっとも他の人々は実際はシャドウマンなど存在しないと結論づけている。

何とクリプト系で扱われることもあるというから驚きだが、モスマンと絡められれば確かにそうかもしれない。個人的感覚からすれば、アバウトの記事が暗に示しているようにこれは「幽霊」の一形態としか思えないものである。伝説の上でも影が実体化するというのは多々みられ、影を吸い取られると死ぬ、とか(影がなけりゃ実体もない、という意味では本当にそうだけれど)影に釘を打つと動けなくなる、とかいろいろバリエーションが出てくる。洋の東西を問わない話で、ほんとに「コミックヒーロー」的・・・マトリックス2の白い兄弟のような・・・的であるかはともかく、何らかの異次元的な存在のように感じるという「感覚」はわかる気がする。自分が経験しないと何ともいえないけどね。大昔、バンデットQという映画を見て帰った夜、子供の影が部屋を駆け回るという変なことがあった(バンデットQではリアル小人が沢山出てくる)。子供の影だけ、というのはその後も何度か見ている。たぶん光学的にはあそこまで完全に消えているのに影があるのはありえないと思うが、脳に何か直接的に訴えて幻影を見せることがあるのだろう、多分、幽霊だと私は思っている。

恐怖のシャドウ・ピープル遭遇者たち

シャドウピープルを目撃し接触したという話は最も一般的な幽霊話といえるかもしれない。彼らを目撃した人は物凄い数に及ぶ。大抵それらは儚いイメージとして視界の隅に認識される。恐らく殆どは本物の何かの影か、錯覚であるとして片付けることができる。しかし真正面から数秒〜数分間にわたって目撃された例も実は多くあるのだ。彼らはいったい何者だろう?闇の幽霊?他の時代や次元からの使者?彼らが何であれ、目撃者に恐怖を与えることができることは確かだ。例えばここに示す恐ろしいケースのように。いくつかの話はこれらの影が実体を伴なうと感じられたケースを含んでいる。知性を持っているように思え、何らかのミステリアスな目的によって現れたといえるかもしれない。彼らが何なのか・・・何がしたいのか?

書類を欲しがった

1983年地質学者ドイルの妻はカンザスのオラセ近くの家でこれらの影の一人に遭遇した。見た目は蒸気の白い湧き上がりに似た何かの霊のようであった。ドイルによると妻は9月のある晩に一人で家にいたという。「廊下を歩いていると彼女は固まった。急に寒気がしたのである」彼は我々に語った。「ほぼすぐに彼女は一握りの白い姿、ゆったりと垂れた白い衣服の女性のようなものを見た。私の書斎から主寝室へ抜けていったのだ。」通り過ぎるのは一瞬の出来事であった。

「でもすぐに「何か」別のものが姿を現した。白い一握りの女性が姿を消した主寝室から、とても実在感のある、非常に気味の悪い幽霊が現れた。恐ろしい命をえた黒焦げ死体のようであった。ゆっくりと動く黒い影だった。それは急ぎはせず、妻を意識しているふうでもなく、ゆっくり私の書斎に入った。彼女は別に恐怖は覚えなかった。恐ろしい外観にもかかわらず。実際彼女は書斎に行って中を覗いたのである。ライトがついていた。そこには私のデスクのところに立って彼女を見返しているモノがいた。彼女によるとそれは骨剥き出しの黒い手で机の上の書類に手を伸ばしていたという。まるで書類に興味を持っているかのように。次に彼女の存在に気づいているかのように身を翻した。彼女はそれには黒焦げの衣服がへばりついているように見えたと言った。彼女の目にはその頭部は何の感情も読み取れない頭蓋骨そのもので、眼窩は黒くてからっぽに見えた。彼女はそれが害をなすとか不吉であるとかいう感情がまったく沸かなかった。「そして単にプツっと切られるテレビ受像機のように、消えうせた。」この黒い実体はドイルの机上に何を探していたんだろう。単に生前の行動の繰り返しなのか?またはそれらの書類に何か目的があったのか?異次元生命体だったのか?

何かを掘るシャドウマン

何か目的を持っていると思われる影男たちについて別の話もある。時折彼らは訪問した人々に強い関心を示す。ライナーは12歳のとき兄弟に起こったことを詳しく話してくれた。「ある晩、みんなぐっすり寝ていましたが、兄が窓のシャッターが開く音を聞きました」ライナーは語る。「彼は布団の隙間からシャッターの下から手が差し込まれるのを見ました。これは悪夢だと思い込もうとしてぎゅっと目をつむったんですが、もう一回見てみると、部屋の中に男の姿が立っていたのです。その姿は真っ暗な部屋の中で更に黒く、輪郭ははっきりしていました。怯えた彼は叫び声をあげベッドの脇のライトをつけました。暗い姿はびっくりした様子で、小さな窓から出て行きました。」この姿のとったリアクションはその周りの出来事をちゃんと意識しているということを示している。しかし目的は何だったのか?1年後、それは戻ってきた。非常に本当にミステリアスに振る舞ったのである。「そのとき姿は既に室内にいました」ライナーは兄がそう語ったという。「私たちの部屋を横切ると私と弟が寝ていることを確認してから、兄によると、つるはしのようなもので地面を掘り始めたのです。恐ろしい彼の姿に彼は再びライトをつけると私に起きるように叫びました。しかしこのとき、姿は去らなかったのです。「掘る」のをやめ、兄をじっと見ると、彼のベッドに歩み寄りました。私は彼の叫びで目を覚ましたのですが、彼のほうを見て、やはり暗い姿を目撃したのです。姿は振り返って私を見ると、再び兄のほうへ戻りました。そしてジャンプしてシャッターの外へ飛び出したのです。兄によれば、前と同じように。」このケースで特筆すべきなのは、この存在が複数の人間に目撃されたということである。でもなぜ掘るのか?何で?どんな理由が考えられるのか?もしこれらが他の時間や次元からの訪問者であるとするならば我々は彼らの不可解な意思も推測できなくはない。他のケースとして、これらの存在の一つが床板を剥がそうとしているところも目撃されている。

驚いているように見えた

影の存在は決して夜の生き物ではない。ビクターが目撃したのは2003年11月1日(ハロウィンの後、All Souls Day)午前8時のことである。キッチンでコーヒーを注ぎながら、彼は裏の中庭でシャドウパーソンが実体化するのを目撃した。ビクターは回想する。「茶色っぽい色付きの霧が中庭のポストを巻き込むように現れてきた。高さはおよそ2フィート、厚さは2インチで、地面から約5フィート上でポストの端を掴んでいた。」”煙”はポストから降りると人間の形になった。私が見ることができたのは鼠蹊部(足はなかった)、頭、及び右腕上腕部から胴である。私には顔と胴は煙ってよく見えなかった。全体的にはまだ非常に煙ったくて、流動的であり、少々ちらちら光るようなきらめきを持っていた。」

「次の瞬間、幽霊はしっかり着地の姿勢をとって(気をつけの姿勢で立っている人のように)まっすぐ前に顔を上げた。私たちは互いに一瞬見つめあった。彼は私が彼を見つめているのを見て酷くショックを受けたように全身を震わせた。まさに人間の反応だった。誰かがあなたを驚かせるたとき、あなたの体がどう反応するか思い出して欲しい。彼は走ろうと横向きになり右腕を上げた。中庭のポストの後ろから非常に素早く駆け出したのだ。「まさに彼は走っているように見えた。また、彼の体は煙る霧状のものに戻っていくように思えた」この幽霊の振る舞いは知性を感じさせる。我々の現実世界にこれが現れたとき、ビクターに見えていたことに驚かされているようであった。そして来たところへ帰ろうとしたのだ。どこかはわからない、それが住むところへ。

暗い夜の姿

ニッキーはこれら影の何人かに遭遇し、実際に触れることで非常に恐怖を感じた。ある晩、彼女の夫と共にベッドに横たわったとき、まだ目覚めている状態で衝撃を与えられた。「私が目を開けると、この暗い姿(男性のように感じた)は私の腕を押さえて窒息させようとしていました」彼女は語る。「私は腕に感じるものを撥ね退けて家の逆側にいる子供を起こしたほど大きな金切り声をあげました。」夫はベッドから飛び降りました。そして私たちが一緒になって12年たって、夫は初めてそれを見ました。暗い影は天井を通っていきました。それは夫に一時間座ったまま何も喋れないほどの衝撃を与えました。夫がそれを見たということで、私も恐怖を抱き、また安心もしました。私は狂ってなどいなかったのです。そのあと、2004年11月4日の夜までは平穏であった。「夫は夜勤で私は子供たちと過ごしていました。」ニッキーは言う。「午後11時30分でした、私はその出現を感じ瞼を開けました。はっきりと、その姿が人間ではないとわかりました。それは黒ずくめで4本の足を抱えていました。ガーゴイルを思わせるものがありました。それは急に私に飛び掛かりました。私は金切り声をあげて宙にパンチを食らわせベッドから飛び出してライトをつけました。「私は電気を切ることができないくらい怖かった」。本当のことか・・・ニッキーの想像なのか?もし夫が一緒に目撃していなければ、誤認と退けるのはたやすいことだった。

彼は触れた

影の外観であるにもかかわらず、これらの実体のいくつかは物質的であるように思える。ニッキーは他にどのような接触を持ったのか?エン・ヴィーのケースによると、うっかり彼はシャドウ・パーソンに触れたことがあると言う。忘れられない衝撃的な経験だった。1977年、6歳だったときのことである。ニュージーランドの1900年頃建てられた家に住んでいたころにそれは起きた。彼はある晩トイレに行きたくなり目をさました。「暗闇の中、私は壁のまわりをダイニングの電灯のスイッチを探っていき戸口から手を伸ばした。何か湿ったものに触れた・・・布のようなものに」彼は言う。「私は飛びのいて、クリーム色の壁から離れたすぐそばに立つ暗い何かを見た。すぐに部屋に駆け込みベッドカバーをかぶった。しばらく私は戸口にそれがいるという感じを持っていた。私がシーツを鼻まで降ろすと、戸口には何もいなかった。何秒もすると黒い姿は再び現れてそこに佇んだ。私は動くことも叫ぶこともできなかった。私にできることは、それが部屋に入らないように祈ることだけだった。結局、それは見えなくなった。私は長い長い時間戸口を見つめていたように感じたことを思い出す。戻ってくるかもしれない恐怖に心臓は高鳴り、しかし二度と現れなかった」

エン・ヴィーは本当に冷たい湿り気のある影を感じたのか?まさしくそれを考えると背筋がぞっとする。(about.com)


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