2005年10月20日

西欧人はローペンを目撃しているのか

ニューギニアの翼手竜にかんするいくつかのこと。

昨日に続いてローペンの話です。前にもあげたサイトから。これを読むとうーん、専門家による本格的な調査が入らないと、これではいくらなんでも「実在」とは・・・ま、とりあえず。

なぜローペンの写真やビデオが無いのか

テキサス、グレンローズのカール・バウはパプアニューギニアの2、3の離島に短い遠征を行った。1990年代のことである。それらの旅の中で彼はropenローペンではないかと思われるものを一回だけ目撃した。duwas, wawanar,zengklobariとしても知られるものである。ポール・ネーションは1、2の離島に二回の短い遠征を行ったが、このとらえどころのない夜行性の生物を目撃することはできなかった。2004年に三人のアメリカ人がUmboi島を訪問しローペン探しを行った。そのうち一人がある晩この生き物を目撃した。ただ一度の目撃は遠くから約二秒間きりだった。通訳の一人はアメリカ人たちが寝付いた後、(別の方向から遠く曖昧に)同じように目撃した。他に少なくとも一人ないし二人の西欧人たちが翼手竜探しに1、2の離島を訪れた。彼らは遠くからさえ目撃することができなかったと語った。ジム・ブルームはアメリカ出身だが、パプア・ニューギニアに宣教師として30年間派遣されている。約70人のこの生き物の目撃証人にインタビューを行っている。彼は自分でも少し捜索を行っている。彼自身はただ一度の目撃しかしていない。浜辺近くで見た曖昧な光がそれだ。詳細を考え合わせ、研究家たちはこれがローペンもしくはその近縁種の子供だったと信じている。この目撃証言自体は懐疑的な見方からすればもちろん実在の証拠たりうるわけもなく殆ど説得力がない。事実と信じる多くの人々がこれら離島へ行き生物を探して廻る。翼手竜が生きているという希望を信じて。しかし誰も翼手竜に似たものを明確に目撃したと証言する者はいない。一つとても明らかなことは彼らが「そこに翼手竜が生きている」と人々に証明することについて、虚偽を示すたぐいの人間ではないということだ。長い年月の間、もしその中の一人が「翼手竜がまだ生きている」というアイデアを捏造したいと思っていたとしたら、「翼手竜に似た生き物を見たことがある」と言うことはたやすいことだろう。彼らがその願望の中で、世界に向かって翼手竜がまだ生きていると証明したいと思っているのは当然である。正直であること、これは重要である。

失敗に見える全てのことを考え合わせると、ローペンはやはり実在する生き物ではないのか?なぜ西欧人にそれらを見ることがこれほど難しいのか?いくつかの理由を考えてみよう。

1)ローペンが夜行性であること。殆どが人々が眠りにつく時間に現れる。


2)これらの生き物達の個体数が非常に少ないこと。Umboi島だけに生存している。それは900平方キロメートルの広さである。


3)少なくとも殆どが高密度の熱帯雨林に住んでいること。彼らが頭上を飛ぶとき、木々が視野を遮ってしまうのである。


4)一般にローペンを目撃した原住民によるとそれは月に一回程度の頻度であるということ。我々は目撃するタイプの人間は夜間に外出する習慣があると思っている。ところで西欧人は普通島に数日からせいぜい1、2週刊の間しか滞在しない。


5)何人かの目撃者によればこの生き物は飛行するとき5、6秒の間、光るのだが、もし木々が頭上を覆っていなかったとして、まさにその現場に居合わせれば、必ず振り向くだろう。


6)Umboi島では多くの原住民が単独のローペンがよく目撃される。しかしおうおうにしていつ現れるか予測がつかないということ。山から山へ飛び島の内陸から浜辺に飛び北から南へ飛ぶ。それがどこに来るかを予測するのは非常に予測しづらい。


7)どこで眠っているのか未だまったく確たる説がないこと。

この最後の点はこれから探索を行ううえでの目標になりうるものだろう。


・・・考えがアマチュアすぎますよー・・・