2005年10月17日

メモメモ・・・スキンウォーカー。

ちょっと参考になるサイトを見つけたのでそこに出てきた怪物名をメモメモ。怪物図録反映予定。

スキンウォーカー(動物に変化するもの)Skinwalker,The Skin-walker
参考

ネイティブ・アメリカンの伝説。「獣に変身することのできる人間」のことでヨーロッパの「狼男」や江戸時代の耳袋に出てくる話など世界中で似たようなものの言い伝えがある。わかりやすいところでは黒魔術系の呪術によりワルプルギスの夜に変身する魔女のようなもの。Mohawkインディアンはこれを「limikkin」と呼び、ネットでもしばしばこの名で語られる。ナバホ族のyenaldooshiという魔女は一般にはNavajo witchと呼ばれる有名なスキンウォーカーで(但し特定の個体ではない模様)、いわゆるアウトロー的な存在である。文化的タブーをおかすことで超自然的な力を獲得するという。具体的には近親者の殺害などといったものである。活動時間は夜間であり、聖なるものを冒涜し災いを広めて回る。彼女らはコヨーテの毛皮以外何も身につけていない。そうしているとき、コヨーテもしくはそれ以外の動物に姿を変えることができるという。yenaldooshiの力の源は人の死体を粉末にしたものである。この粉に触れた人間は呪われて病から死に至るといわれるが、これはナバホが人間を癒し祝福を与えるために「花粉」を使う、対照的なものとして位置付けられる。yenaldooshiはまた犠牲者を打つとき骨のこん棒を使うともいう。アメリカ南部のネイティブ居住地では今も目撃談が伝えられる。たとえばここには子供の頃にアリゾナでスキンウォーカーに出くわした親子の目撃談が掲載されている。うっかり車に乗せそうになったスキンウォーカーは裸足の女でモップヘッドのように顔まで長い髪で覆われていたという。ナバホの友人たちはそれを驚くまでもない「ゴースト」と呼んだが、報告者(子供)は本物の女だったと主張している。

ノルウェーの伝説ではスキンウォーカーは獣皮をかぶることでその動物の体で旅行をし秘密を学んだりする。あるいは動物のある特性を会得することができるという。最も有名なのは「bear shirt熊ぐるみ」で熊の強靭さとスタミナを取得した戦士である。バーサーカー(狂戦士)ともいう(注:バーサークするという状態はアドレナリン分泌が最大限になった人間の一種の興奮酩酊状態をさす。恐らくその状態になると「火事場の馬鹿力」が出るのであろう)。戦う以外の目的で動物を使うことは卑怯とされた。魔女の場合もっと簡単に実践することができた・・・中世ルネサンスまでは。


訳てきとう(さいきんてきとう)。まだまだ知らない言葉があるもんだ。