2005年10月14日

またもや巨獣の骨!?

別に新しい情報でもないのだが、何故かFarshores.orgが連日話題にのっけてる巨大化石情報。丁寧に写真つきで記事のっけてくれているのはオランダ人のシリングさん。イランでの困難な発掘作業を思うと頭が下がる。去年の6月から今月三日にわたる記事です。ちょっと衝撃的。一部抜粋抄訳。

<17日追記>

とりあえずほとぼりも冷めたところだと思うのでハッキり言っておきます。これは前に載せたフェイク写真「巨大人骨発掘現場」に便乗した「捏造写真」です。最初の記事の時期と、場所がイランって書いただけであれの関連だな、とピンときた向きもあるでしょう。詳しくない人でもくだけた語調と写真の粗さでわかったでしょ。わかってて載せましたよ(仄めかしたが)。Farshores.orgがまた落ちてるのはひょっとしてこのせいかな。supernaturalworldも会員制フォーラムになったみたいだし、ニュース記事二次使用で成り立ってるサイトは脆いなあ。怒ったかたはごめんなさい。

JEBAL-BAREZの骨
2004/6/12


二週間前のことになるか、Bamにひしめく無数の小さなカフェの一つで夕食をとっているとき、山で何かを見つけたので私に伝えたい、という少年の父親と接触をもった。父親は明らかに疑っていて嘘をつく少年を責めようとしていたのだった。私が真剣にその話を受け止めたのに驚いた様子だった。翌日、少年は私をJebal-Barez山地の岩だらけの場所に連れて行った。彼はそのあたりでよく羊達を放牧していたのだ。彼が見つけたものとは、奇怪な未知生物の残滓だる化石であった。「砦」で発掘作業を行っていた考古学のスタッフは父子のことを私に任せることにした。私は古生物学者ではないが、近い研究(人間の骨)を行っているため次善の策としてあてがわれたのだ。ここのスタッフは「何でも屋」にされてしまう。私が見たものは、非常に巨大であることは言うまでもなく、明らかに有機的な形状をしていた。私は地震によって、骨が大きく露出したのだと確信した。そうでなければとっくに発見されていたはずだ。写真を見れば小さな私と対比される生き物の肋骨と脊椎骨がいかに巨大であるかがわかるだろう。これは化石の一部にすぎないのだ。ともすると延長上に計何百フィートもの体が埋まっている可能性がある。私は私が生き物の頭だと信じている部分の近くに立っている。胸郭は写真のファインダーを越えて何十フィートも岩肌の中に広がっている。この生物のサイズを推測し始めることさえためらわれる。今後更にしっかりした調査を行う必要があり、今回は簡単な探査にすぎない。(C. SHILLING )


・・・すごいです・・・昨日のインドのも凄かったけど、こっちは「捏造かと思わせるくらい」はっきりと脊椎骨が顕れている。肋骨もはっきりしているが、脊椎は明らかに丸い形状をして長く連なっており、海棲の巨大生物である可能性を示唆している気がする(私もすっかり忘れた世界の話なのでうろ覚え勘弁。但しウチにある魚竜の脊椎骨は丁度丸かった気がするし、よく見つかるクジラの脊椎骨もこんな感じだ)。ちょっとあまりに綺麗に整形されすぎている気もするし、化石とさほど変わらないように見える岩質も何か変な感じがするが、インパクトとこの人の真摯さに本物認定証。もひとつ追記がある。

2004/6/12

Jebal-Barez山地での興味深い発見は、私にとってBamでのやり残しの仕事として残っただけでなく、「答え」よりも重要に思える多くの疑問も残した。化石の残骸を調査した限りそれは紛れも無く本物と確信したが、公言するのはまだ憚られる。残骸はまた広漠たる地域をたった一匹の動物で覆い尽くしているということ、、、混乱させられる。

人間の「残骸」に関する経験が私に示唆すること、私が調査した場所が胸郭であるということは公言することができるだろう。肋骨から広がっているいくつかのセットのものは左右対称の付属器官(「腕」)であり、巨大クジラの鰭のように見える。(クジラの解剖学にかんしてはここに情報があります)。有史以前の古代クジラに思いをはせることができます、バシロサウルス。しかしこれはサイズが小さすぎます。まだこれらの突起が翼である可能性も否定できません。(翼の解剖学に関してはこちら。)

しかし、それらが本当に翼であるなら大規模な「翼幅」がもたらすあのようなサイズ、そのような巨像を飛ばすには、超自然的な力が必要だ。C. SHILLING


・・・そして、以下のアップデート記事がまた興味深い。すべての写真に思いっきり切り貼り痕・・・いやいや時間がないので物凄く抜粋します。

2005/10/3

JEBAL-BAREZの骨に関する追加情報:明らかにされた爬虫類のような特徴



・・・作業は困難をきわめる。国家的状況、発掘についての時間感覚の欠如。発掘に従事する人々は単一の巨大生物のものであると信じているが、私は複数のものだと思っている。動物はことによると爬虫類だと思われる。私の知っているどの恐竜より格段に大きい。しかし、恐竜なのか?知識不足は否定できない。骨の状態は白亜紀よりも新しい年代を示している。私は人間の白骨についての知識を持っている。これはことによると人間・・・初期のヒト科と時を同じくしていたモノではないか。しかし、それは不可能な解釈だ。残念ながら、適切な放射性炭素年代測定を待たなければならないだろう。地方自治体は非協力的である。私はストックホルムの芸術家たちにこの最新の写真を送ってしまった。チームは引き続き発掘を続けている。スケッチがあがってくるのを待つしかない。C. SHILLING