怪物8(ラ、ワ、ン行)

ラージノーズグレイ

アメリカ海軍の元情報解析部員であるミルトン・ウィリアム・クーパー氏は、プロジェクト・グラッジ・ブルーブックリポートNo.13という幻の文書の中で、いくつかの「宇宙人」の写真や描写に出くわしたという。中でも中核的であると思われるのがこのラージノーズグレイで、呼吸器のようなものをつけていることも多いという。真偽のほどは定かでない・・・

リトルグレイ

宇宙人の一種で、こんにち最も多く目撃されている種である。前述のクーパー氏によれば、このリトルグレイは遺伝子操作でラージノーズグレイによりつくり出された、いわば奴隷種のようなものらしい。

いずれにしろこの不気味な小人は最も信憑性の高い「宇宙人」であるといえよう。「COMMUNION」の主人公でもある。

東洋の龍は非常にユーモラスである。

「聊斎志異」に次のような話がある。

北京のある村に、空から落ちた龍がやってきて、のそのそと或る家に入っていった。その家の門をやっと通れるくらいの大きな龍で、おどろいた家人は二階から門にいっぱいになって入ろうとする龍を銃撃した。龍はすごすご出て、門外にあった一尺足らずの水溜まりをみつけると、その中に入ってのたくりまわって力をたくわえ、ドロだらけになりながら力いっぱいとびあがる。が、一尺余りはねては、落ちてしまう。三日も泥の中ではねつづけるうちに、うろこにハエがたかり、情無い姿になってしまった。すると、ある日のこと、大雨がふり、カミナリが激しく鳴った。龍は、ひっぱりあげられるように空へ去っていったという。

この話の龍は小さいものである。神霊としての龍は、目だけでもフライパンくらいはある、という話もある。それにしても、ヒサンな龍の話ではないか。

輪違

悉く人の顔をした、煙のようにくるくると回る円形の幻。「稲生物怪録」より。

わに

昔、日本では鮫のことをワニと言った。しかし実際に鮫を見たことのない人も多く、その形容詞から(「恐ろしい」というような)勝手な像を作り上げていた人も多かった。

この図は「善悪報ばなし」による。

ワーム

翼の無いドラゴンの一種。蛇に似るが、足はあるという。